sugukesu’s diary

かまくらの中は温かい

『夢じゃない』と、ゆり組と

久しぶりにSnowMan×スピッツの話をしたくなって書き始めました。せっかくなので半年前に書いたブログも公開に戻します。

 

ところで、

ゆり組って夏の季語ですよね?

オタクの歳時記にはおそらく載っていた気がするのですが…

夏といえばゆり組、ゆり組と言えば夏、ということで今回はゆり組のイメソンの一つである『夢じゃない』について考えてみたいと思います。

 

 

1.ブログまでの経緯

私が『夢じゃない』をゆり組と重ねて考えるようになったのは、フォロワーが『夢じゃない』をゆり組のイメソンに挙げたのを見て、それそれ!!分かる!!と思ったことがきっかけです。でもよく考えたらなぜ自分が それそれ!分かる!!となったのが分からず… この段階では感覚の話であり、言語化することはできませんでした。今回はこの感覚の源となる歌詞やメロディ、ゆり組の二人についてじっくりと辿ることで何か得られるものがあるのではないかと期待し、拙い文ではありますが自分なりの考えについて書いていけたらと思います。

※前回以上にあくまで一個人のイメージという要素が強いです。そのため、ゆり組は絶対こう!と決めつけるものでは決してありません。

 

 

2.『夢じゃない』大枠

歌詞について細かく見る前に、私の中での『夢じゃない』について少しだけ話させてください。ここでの『夢じゃない』×ゆり組は、個人の思い出による結び付けなので飛ばしても構いません。

『夢じゃない』は1997年に放送されていた「ふたり」というドラマの主題歌になっていました。幼かった頃の私は「ふたり」のCMでそのメロディを聞く度にテレビに釘付けになっていたのを覚えています。これは個人の郷愁であって世間一般に当てはまるかと言ったら違うと思いますが、この思い出もあって『夢じゃない』を聞くといつも懐かしくてほんの少し寂しい気持ちになります。確かこの「ふたり」というドラマは赤川次郎さんの同名の小説が原作になっていて、姉妹の物語なんですよね。主人公である妹と、事故死してしまったお姉ちゃんのお話です。スピッツの『夢じゃない』の綺麗で寂しげなメロディと、この幼い時の記憶により、私の中で『夢じゃない』=少し寂しい気持ちにさせるノスタルジックな曲 として大人になった今でも大切な1曲として心に残っています。

私の中で『夢じゃない』の基盤が上記のように出来上がっていたところに、なぜゆり組のイメージが重なってきたのか。ポイントは2つあると思います。

 

◆「ふたり」という言葉

シンメは二人であることが前提ですし当たり前かもしれませんが、ゆり組はこの二人という要素がものすごく強いと感じています。生まれた病院から人生を懸けてる現在のグループまでずっと一緒の道を歩んできた幼なじみって、この世界中探してももしかしたらゆり組しかいないかもしれませんよね。

私の中で『夢じゃない』「ふたり」という言葉のセットの中に、唯一無二の幼なじみであるゆり組のイメージがパチっと当てはまった感覚です。

 

◆幼なじみという郷愁

ゆり組を語る上で幼なじみというキーワードは外せませんよね。生まれた病院が同じ、幼稚園のクラスが同じ、習い事のダンススクールが同じなど、幼なじみとしての‘’懐かしい‘’話題に事欠かないゆり組。渡辺くんや宮舘くんの話を聞きながら昔の二人について想像すると、第三者である私達も何だかその時代にタイムスリップしたかのような気持ちになりますよね。

『夢じゃない』は私にとって幼い頃の空気感や記憶の中の色、温度などを思い出すノスタルジックな曲です。セピア色(流石にそこまで昔じゃありませんが)のイメージが広がるこの曲と、二人にしか分からない幼い頃の思い出をたくさん心に秘めたゆり組、郷愁が二人を包み込むというイメージが私の中では強いのかもしれません。

 

この2つのポイントがイメージの大枠となるのですが、次の項目からは歌詞を引用しながら言葉を細分化し『夢じゃない』×ゆり組について考えていきたいと思います。

 

 

3.歌詞について

スピッツ 夢じゃない 歌詞 - 歌ネット

 

あくまでイメソンであり、草野マサムネさんの作品であり、本来ゆり組と関係するものではありません(当たり前すぎる)また、できる限りオタクとしての思想は最小限にとどめたいと思っています。(イメソンって楽しいですけど難しい議題ですよね)

あまり考えすぎると虚妄になってしまいそうでそれは避けたいな〜と思ったので今回はとりあえず1番までの考察で終了したいと思います。

 

 

暖かい場所を探し泳いでた

最後の離島で

君を見つめていた 君を見つめていた

「暖かい場所を探し泳いでた」ということは、極端に考えるとその前は冷たい場所で、目的とする場所が見つからない状態だったということですよね。泳ぐという表現から何処と無く不安な状態を漂うイメージが浮かびます。そこから「最後の離島」である「暖かい場所」が見つかったのでしょうか。「最後の離島」という言葉の羅列から、閉ざされた場所での二人というイメージが膨らみます。暖かい場所に行き着いたことによる不安からの解放、閉ざされた離島という空間、その流れを汲んで「君を見つめていた」と繋がることにより、穏やかな眼差しで佇む画を想像することが出来ると思います。

渡辺くんと宮舘くんって、周りが「ゆり組!!」って熱くなる割に良い意味で冷静というか、一緒にいるのが当たり前という落ち着いた空気感がありますよね。だからこの歌詞でいう「見つめる」というのも、イメージされる眼差しは柔らかなもののような気がします。でも2回繰り返すことにより、「見つめていた」というそこにある事実を‘’流さない‘’という強調の意思も付け加えられるなと思いました。(この意志は草野マサムネさんによるものだと思いますが)

 

同じリズムで揺れてたブランコで

あくびしそうな

君を見つめていた 君を見つめていた

「同じリズム」というのは隣同士で漕いでいるブランコがだんだんリズムが合っていく時に見られるあの光景でしょうか。ブランコという言葉から幼い子どものイメージが浮かび上がりますね。でも案外ブランコって大人になっても懐かしい気持ちに駆られて漕いでしまうものですよね。ゆり組の二人も幼い頃共にブランコを漕いだ思い出があるかもしれませんね。もしくは高校生や大人になった頃に友達とふざけて漕いでみたとか。「あくびしそうな」とあることで単調な揺れ、スピードのある急な揺れではなくもっと穏やかな揺れが感じられます。先程も述べましたが、個人的にゆり組の空気感は穏やかなもの、正に‘’空気と同じ‘’と称されるものだと思っています。当たり前のように隣にいる存在って、いつかの雑誌のインタビューでも話されていましたよね。

そしてここでも「君を見つめていた」という言葉が繰り返されます。最初の「暖かい場所を〜」の歌詞は抽象度が高く概念的なものになっていますが、この「同じリズムで〜」からの歌詞はだいぶ具体的な場面となっていますよね。そのため「君を見つめていた」という言葉もより鮮明な画で聞き手にイメージされるような気がします。隣にいるのが当たり前というゆり組に当てはめて考えてみると、わざわざ見つめているというよりは、何気なく見るというニュアンスの方が近いような気がします。歌詞に戻ると、「揺れてたブランコ」「あくびしそうな」というゆったりとした空気の流れからも、「君を見つめていた」というのは何気なく見ていた、ぼーっと見ていた、という受け取り方がここではより適しているのではないかと考えました。

 

夢じゃない 弧りじゃない 君がそばにいる限り

いびつな力で 守りたい どこまでも

ここでいう「夢」とは何なのだろうと思いました。夢(ゆめ)の意味 - goo国語辞書

現実から離れた空想、もしくは儚いこと、といった解釈が個人的には近いのではないかと感じています。「夢じゃない 弧りじゃない」と静かに力強く歌われることによってここにいる自分と君という存在がより強固なものになりますよね。「そばにいる」という言葉に繋がり、隣合う二人のイメージが確立されていきます。厳密に言えば「そば」というのは隣じゃなくても成り立つと思うのですが、今回ゆり組のイメソンとして重ねて聞くとやはりという印象が強い気がします。どちらがぐいぐいと前に出るわけでなく、引き下がるわけでもなく、ただ自然に隣同士並んで歩んできたというイメージがゆり組にはあります。

次に、「いびつ」という言葉について確認したいと思います。歪/飯櫃(いびつ)の意味 - goo国語辞書

ほんの少し歪んだ力が働くということは、人間関係ではよくあることだと思います。真正面からぶつかり合う関係というより、意識するが故に微妙な距離があったり、離れたり近づいたりを繰り返しながら今まで幼なじみという関係が続いてきた二人のことを考えると、「いびつな力で 守りたい どこまでも」という歌詞も遠くないと思えてきました。直球勝負がいつでも正しいわけではないってことかもしれません。「いびつな力」が働いたとも取れる表面に現れる微細な変化はありつつも、心の中ではいつだって同じ方向を向いている。そしてそれは言わなくても分かっている。そんなことをこの歌詞とゆり組のことを思いながら考えることができました。

 

4.最後に

最初は何となくのイメージから始まったこの話題でしたが、なぜ、自分がそのように感じるのかということを探っていくことで以前よりもその理由を言葉にして話せるようになった気がします。言葉にする作業って地道でつらい時もあるのですが、(自分で勝手に始めたくせに何言ってるんだという話ですが)書くことを通して自分の中でのモヤモヤとした考えをまとめる作業は、例えるならぐちゃぐちゃの泥団子を少しずつ磨いてピカピカにしていくあの工程に近いんですよね。だからやっぱりブログにしてまとめるのは楽しいです。ただ、自分が楽しいだけで好きな楽曲やアーティストを傷つけたり汚したり失礼なことをしてしまったりすることは絶対にあってはならないので、今後もその点をきちんと考えながらブログを更新することが出来たらと思います。また何か話したくなったら書きます。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

 

 

スノ×スピッツの話④

 
Snow Man×スピッツは心の健康に良い

 

これまで3回に渡って話してきたSnowManメンバーとスピッツの曲のマリアージュも今回で最後となります。

 

岩本くん・深澤くん編

スノ×スピッツの話① - sugukesu’s diary

 

渡辺くん・宮舘くん編

スノ×スピッツの話② - sugukesu’s diary

 

阿部くん・佐久間くん編

スノ×スピッツの話③ - sugukesu’s diary

 

これまでのブログを見てくださった方、とりとめのない話を聞いてくださりありがとうございました。

初めてこのブログを読んでくださっている方もありがとうございます。

これまでと同様、あくまでも個人的に蓄積されてきた一人一人のイメージなので、この人は絶対にこうだ!と決めつけるものではありません。個人的なイメージと言っても勝手なフィルターをかけて話すのは避けたいので、できる限りこれまでの雑誌やインタビュー、動画などで見てきたことを元にして考えていきたいと思います。ただ出典が分からないものが多く、そこは大変申し訳ないです。(そのため↑のように個人的に蓄積されてきたイメージという表現を使いました)

Snow Man×スピッツについて、最後ブログとなります。康二くん・目黒くん・ラウールくん編です。3人分なのでこれまでよりかなり長いブログになるかと思いますが、もしお時間があれば読んでいただけると幸いです。よろしくお願いします。

 

 

 

康二くん

 

【ハチミツ】

スピッツ ハチミツ 歌詞 - 歌ネット

 

一人空しくビスケットの しけってる日々を経て

出会った君が初めての 心さらけだせる

 

ここの歌詞は、いかにも’’恋’’という感じで可愛いですよね。「君」との出会いについてアップテンポな曲調で歌う雰囲気が、お茶目な康二くんのイメージに合うと思います。続けて歌詞を細分化し、少し深堀りしながら考えてみました。

「一人空しく」からスタートする歌詞は、自他ともに認める寂しがり屋さんの康二くんのイメージに合っていると思います。次に「ビスケットの しけってる日々を経て」に目を向けると、ビスケットのベージュ色が思い浮かびます。康二くんはベージュコーデが好きですよね。

「ビスケット」が「しけってる日々」というと、デリケートな話になるかもしれませんが、どうしてもなにわ男子ができて且つまだSnow Man入りが決まっていなかった時の康二くんを思い出してしまいます。でもこの「日々を経て」Snow Manのメンバーと「出会った」のですよね。それまでも交流はあったと思いますが、グループのメンバーになったことで本当の意味で「出会った」のかなと思います。メンバー入り当初は上手く自分を出せなかったという康二くんが今では「心さらけ出せる」ようになって本当に良かったです。

アップテンポで可愛い雰囲気の曲ですが、このように考えると少しシリアスな面も見えてきますね。

 

素敵な恋人 ハチミツ溶かしてゆく

こごえる仔犬を 暖めて

 

このサビは「出会った君は初めての 心さらけ出せる」から繋がっていますね。メンバーは「恋人」ではありませんが、強い信頼関係で結ばれていることは確かだと思います。康二くんの場合恋人ではないとしても、くっついたり膝枕をしてもらったりと、メンバーにたくさん甘えていますよね。まさに「ハチミツ」のような甘さと可愛さだなと思います。そう言えばハチミツと言えば、康二くんの瞳の色はハチミツのような色をしているとファンの間で話題にもなっていましたね。ハチミツの色、甘さ、康二くんのイメージに合うなと思います。「溶かしていく」とありますが、固まってしまったハチミツが溶けていく様子なのでしょうか。先程話した「心さらけ出せる」とも繋がるイメージですね。

「こごえる仔犬を暖めて」とありますが、「こごえる仔犬」を暖めるにはハグをしますよね。スキンシップが大好きな康二くんを思い出しました。そして「仔犬」というと、うるうるとした目やいじらしさがイメージされます。これも、涙もろい、甘えん坊、頑張り屋といった思わず守りたくなるような康二くんの人となりと重なる面なのではないかと思います。

 

ラクタばかり ピーコートの ポケットにしのばせて 意地っ張り シャイな女の子 僕をにらみつける

 

ここでも「ガラクタ」「ピーコート」「ポケット」「シャイ」とカタカナが並ぶことで、康二くんらしいポップなイメージが膨らむのではないかと思います。※深澤くん編『メモリーズ・カスタム』でカタカナの効果や「ポップ」とは何かについて書いていますので、もしお時間があればお読みください。

スノ×スピッツの話① - sugukesu’s diary

「ガラクタばかり ピーコートの ポケットにしのばせて」という歌詞を見て、思わず自己紹介ラップの時にポケットにホタテを忍ばせていた康二くんを思い出しました。(面白すぎました)康二くんも、ポケットにあれやこれやと何か入れておくタイプなのかもしれません。偏ったイメージかもしれませんが、関西の人はポケットに何か入れておいて相手にあげる、自分で食べる、などといったお楽しみの気持ちやサービス精神をもっている気がします。

「女の子」は、やや距離感があるけれども相手を大切にしたい気持ちがある時に使う言葉だと思います。優しくて可愛い雰囲気でこの曲らしいですし、康二くんも使っていそうな言葉だと思います。そしてその「女の子」が「にらみつける」とあるのですが、康二くんが追う方が好き、簡単に振り向かないでほしいなどと言っていたことを思い出しました。YouTubeでも言われて嬉しかった言葉に「こーじ うるさい」を挙げていましたね。

Snow Man 【向井康二は絶対】絶品箱根グルメをかけたクイズは白熱バトル! - YouTube

康二くんは相手から少しつっけんどんされるくらいが好きなのかもしれません。

 

蝶々結びを ほどくように

 

この歌詞を読むと指先がクローズアップされますよね。康二くんを見ていると、もみあげ手裏剣、動脈ピース、カメラを構える姿など、指先に目がいくことが多い気がしました。康二くんの指はスラリと長くて綺麗だなと思います。

「ほどく」とありますが、ギュッと硬い結び目をスルスルとほどくイメージが浮かび上がります。「ほどく」と類似した言葉に「ほぐす」がありますが、康二くんには人の心をほぐす力があるのではないかと思っています。特に渡辺くんと宮舘くんを見ていると、康二くんに心を解きほぐされたのだろうなと感じることが多いです。渡辺くんは、2019年の段階では康二くんに対してちょっと距離が近すぎる…!と言っていましたが、近頃は康二くんに頼ったりオフでも一緒に過ごしたりすることが多いと話していますよね。恋人にするなら?という雑誌の質問でもよく康二くんの名前を挙げているのを目にします。宮舘くんも雑誌のインタビューなどで、康二くんがメンバーとなってから笑うことが増えた、自分から喋るようになったと言っていますよね。加えて、康二くんは目黒くんについて、真面目すぎて硬いところを柔らかくするのが自分の役目だとTVガイドのインタビューで答えていました。さすがみんなの万能調味料、向井康二くんです。

 

素敵な恋人 ハチミツ溶かしていく

灯りの場所まで綱渡りしたから

 

「ハチミツ」に加え「灯り」という言葉も出てきてオレンジ色のあたたかなイメージが膨らみます。この歌詞は一番と最後のサビに出てきますが、康二くんのメンバーカラーであるオレンジ色が曲全体を包んでいるように思えます。

しかし、最後は「綱渡りしたから」という不安定な印象の言葉で歌詞が終わりますよね。「綱渡り」という言葉からドキドキ、不安、緊張などといったイメージが残ると思います。これらのイメージは康二くんの中にもよく見られる感情な気がします。この「綱渡り」から得られるイメージにより、元気で明るいオレンジにプラスされる深みが生まれるのではないでしょうか。

 

 

涙がキラリ☆

スピッツ 涙がキラリ☆ 歌詞 - 歌ネット


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目覚めてすぐのコウモリが 飛びはじめる夕暮れに

バレないように連れ出すから カギはあけておいてよ

 

今回も「夕暮れ」ということでオレンジ色のイメージからスタートしました。先程の『ハチミツ』でも話しましたが、康二くんのイメージのオレンジ色は、元気!明るい!というだけのオレンジではなく一日が終わる時間帯の切なさや寂しさ、疲れた体を包み込むような温かさを感じるオレンジだと思います。康二くん×夕暮れのイメージについてはフォロワーのはてなブログでも言及されているのでぜひご覧ください。

https://dosukoingen.hatenablog.jp/entry/2022/02/12/010944

「バレないように連れ出すから カギはあけておいてよ」という言い回しもいたずらっぽくて康二くんのイメージと重なると思います。すの日常の康二くんのメールにもありそうな台詞ですね。康二くんの部屋についてのエピソードって、メンバー発信も含め結構多いですよね。細かい部分ですが、だからこそ「カギ」という言葉も自然と康二くんのイメージに重なるような気がします。

 

君の記憶の片隅に居座ることを 今決めたから

弱気なままのまなざしで 夜が明けるまで見つめているよ

 

「君の記憶の片隅に居座る」とは、一見控えめに見えて全然控えめじゃない話ですよね。いつかいなくなることが前提で、でも忘れさせないという。この妙な冷静さと執着心が康二くんのイメージと重なります。(康二くんの執着心についても、以前フォロワーがはてなブログで話していてとても共感しました)

 

※なぜ冷静さと執着心なのか。深掘りして書いてみたのですが、私の文章構成能力の未熟さ故、あまりにも長い!そしてスノ×スピッツから脱線してしまったので今回は省略することにしました。申し訳ありません。

 

「弱気なままのまなざしで」とありますが、なぜ「眼差し」ではなく「まなざし」なのだろうと疑問に思いました。「眼差し」だと「弱気」な割に眼光が鋭いすぎるイメージになってしまうからでしょうか。康二くんのイメージを重ねる上でも、「まなざし」の方が柔らかい雰囲気で合っているなと思います。そして「夜が明けるまで見つめているよ」と続きますが、「夜が明けるまで見つめている」って弱気なようで強気だな…と個人的に感じています。ここも、先程の冷静さと執着心の話題に繋がるかと思いました。

 

浮かんで消えるガイコツが 鳴らすよ恋のリズム

 

「ガイコツ」とありますが、ここもポップで可愛いイメージですね。『ハチミツ』でも話しましたが、康二くんは「恋」が似合うと思います。好きな人や物がたくさんあって、ときめきを大切にしてそうだからでしょうか。

 

同じ涙がキラリ 俺が天使だったなら

本当はちょっと触りたい 南風やってこい

 

「涙」と言えば、Snow Manではやはり康二くんのイメージが強いかと思います。「俺が天使だったなら」は、天使だったならばいいのにという意味で捉えました。康二くんって、「てんち!」と言うような冗談を言いつつ実際は自分はそういうのじゃないなとどこか一歩引いているところがあるような。最近はSnow Man同士の良い影響で自己肯定感がぐんぐん上がっていると思いますが、心のどこかでやっぱりまだ影の部分がある気がします。(個人的な感覚なので、ここは臆測となってしまい申し訳ありません)

「こごえる仔犬を暖めて」の部分でも話しましたが、「本当はちょっと触りたい」というここでもスキンシップが大好きな康二くんが思い浮かびました。そして「南風」と言うと頬に触れる温かさや遥か遠くにある南の島などを想像します。南風と康二くんのイメージは、個人的に以前からかなり重なっていました。オレンジという暖色のメンバーカラーに加えて、脱出島やタイといった南の地方のイメージが強いのかもしれませんね。スピッツに関わる短歌ではありませんが、冒険少年の脱出島にチャレンジする頃に康二くんのことを考えながら書いた短歌があったので載せておきます。


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二度と戻らないこの時を焼き付ける

 

「二度と戻らないこの時を焼き付ける」とは、写真を撮ることと近いのではないかと思います。写真を現像することを写真を焼くとも言いますよね。目に焼き付ける、心に焼き付けるだけではなく、形に残るようにするというのも康二くんらしいなと思います。写真に残しておきたいという感情って、なくしたくない、覚えておきたい、特別なものにしたい、その瞬間を自分のものにしておきたい…といった感情が混ざりあったもののように思います。こんな気持ちが康二くんの心の中にもあるのかな、と想像してしまいました。

 

心と心をつないでる かすかな光

 

元気で明るい関西人!と見せかけて、どこか一歩引いているようにも見える康二くん。スキンシップが好きで、寂しいとすぐに電話をして、人間関係で悲しいことがあると泣いてしまう康二くん。「心と心をつないでる」というところに、人との繋がりを求めている康二くんのイメージが重なりました。スキンシップは、相手に触れることで心の安定を図ったり信頼関係を構築したりする手段なのだろうと思います。物理的ですが、実際はの話かと思います。

涙がキラリ☆』と康二くんのイメージを重ねていく上で、康二くんの影の部分についてじっくりと考えることができました。影と言っても暗いものではなく、人であればもっていて当然の影の部分です。最後の「かすかな光」は、心もとない小さな光だけれども、康二くんの影の部分と対になっている決して消えない光のようにも思えました。

 

 

 

目黒くん

 

青い車

スピッツ 青い車 歌詞 - 歌ネット


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青い車』は、再生を描いた歌ではないかと思っています。再生とは何か、改めて意味を確認したいと思います。

再生とは - コトバンク

傷付いたり汚されてしまったものが再び生まれ変わること、生きとし生けるもの全ての命が続いていくことをイメージして聞いていました。

目黒くんは‘‘生きる力‘‘がある人だと思います。青い車』の再生のイメージと目黒くんのもつ‘‘生きる力‘‘のイメージを重ねながら考えていけたらと思います。

 

 

冷えた僕の手が君の首すじに 咬みついてはじけた朝

 

目黒くんには「冷えた僕の手」という冷感のあるフレーズが似合うと思います。冷感と言っても心の冷たさという意味ではなく、水色に近い青で透明感のある涼やかなイメージの冷感です。目黒くんのメンバーカラーは黒ですが、宇宙sixの時は青でしたし、青もとても似合うと思います。(ブルベですしね)

「首すじ」「咬みついて」という表現は動物的だと思います。そして「朝」という世界が始まる時間帯と「はじけた」というイメージ。これらが組み合わさることで、瑞々しい‘’生命‘’を感じることができます。

‘‘生命‘‘というキーワードに関わり、ここで私が感じる目黒くんの人となりについてお話しします。目黒くんのブログを読むと優しさや誠実な気持ちが伝わってきますし、滝沢歌舞伎の舞台で見せる気迫や根性純粋な魂のかっこよさがあるなと思っています。そして雑誌のインタビューで度々見られるアイドルにならなかったら漁師になりたかった、畑を耕す方が性格的に合っているといった発言。これらのことから、個人的には女の人にとって危ない男の人という所謂3Bのイメージは目黒くんにもありません。(深澤くんと渡辺くんの話でも触れましたね)むしろ清潔感や健康的な雰囲気の方が強いのではないかと感じています。この雰囲気があるからこそ、『青い車』に見られる朝の瑞々しさや巡る命を描いた情景が似合うのだと思います。

 

永遠に続くような掟に飽きたら シャツを着替えて出かけよう

 

「永遠に続くような掟に飽きたら」という歌詞からは一種の諦観を感じます。くだらない掟はずっと変わらないのだろうな…というような。しかしそこから「シャツを着替えて出かけよう」と、悩むわけでもなくサッパリとした感じで抜け出す描写が目黒くんのイメージと重なりました。目黒くんは周りに流されない強さがあると思います。良い意味でマイペースということですね。

 

君の青い車で海へ行こう

おいてきた何かを見に行こう もう何も恐れないよ

 

大きくて綺麗でゆったりとしていて、でも時々力強く荒々しい面も見せる海は目黒くんのイメージに重なると思います。アイドルじゃなかったら漁師になりたかったという話、ジュニア時代に海で遊んだ話、脱出島で海を渡った経験など、海にまつわるエピソードも何かと多いですよね。シラス漁にも行きましたし…(冒険少年は目黒くんの夢を後押ししているのでしょうか)

「おいてきた何か」とは曖昧に表現されていますが、「おいてきた」ということは過去の何かなのだと思いました。目黒くんはなかなか自分を上手く出せなかった過去のことをよく話しますよね。でもそんな自分を変えるために色々なものを置いてきたのではないでしょうか。そしてその過程を通して「もう何も恐れない」という強い自分になっていったのかなと思いました。しかし捨てるのではなく‘‘置いていく‘‘としているのは、前に進むために置いていくけれども大切なものだからなのかなとも思います。目黒くんも、苦しいことが多かった過去だけれども、決してその思い出を捨てることなく大切にとっておいているイメージがあります。

 

生きるということは 木々も水も火も 同じことだと気付いたよ

 

「生きるということ」は、今回の話のポイントとなる言葉だと思います。「木々」「水」「火」と自然に関わる言葉が並べられて生命力のイメージが膨らんでいきます。自然豊かなところで土を触りながら生活したい願う目黒くんに似合う歌詞だなと思います。「生きるということ」はみんな「同じこと」というのはスケールの大きな話ですよね。でも目黒くんも「この地球の期待超えてけ」という歌詞を任せられていますからね。スケールの大きい男・目黒蓮くん、かっこいいです。

 

愛で汚された ちゃちな飾りほど 美しく見える光

 

ここまで、目黒くんと自然界に存在する生命のイメージの重なりについて話してきました。目黒くんの美しさは、朝露の美しさや燃える火の光の美しさに近いものな気がしています。それに加えて、この歌詞で言われているような「ちゃちな飾り」が光る美しさも似合うなと思いました。「ちゃち」とは何なのか、意味を確かめてみたいと思います。

ちゃちとは - コトバンク

安っぽい、おもちゃっぽいというイメージでしょうか。高級な宝石やブランド品の輝きじゃなくていいのですね。「愛」で汚れたおもちゃのような飾りは、もっと身近にある物な気がします。以前雑誌のインタビューで、昔は背伸びして高級な物を身に付けたりブランド品を選んだりしていたけど、今はそういうことはしなくなったと話していたことを思い出しました。私たちの日常生活の中に溶け込んでいる愛、汚れ、光などのナチュラルな美しさも目黒くんには似合うのではないでしょうか。

 

そして輪廻の果てへ飛び下りよう

終わりなき夢に落ちて行こう

今変わっていくよ

 

輪廻とは - コトバンク

「輪廻」とあることで生と死が繰り返す世界がイメージされます。この話の冒頭で目黒くん×『青い車』を考える上で生きる力と再生というキーワードに着目したいと書きました。この上記の歌詞はまさにそのイメージが凝縮している印象があります。

海でも大地でも、自然の世界は生と死が繰り返され、巡り巡ることで成り立っていますよね。そこに「果て」はあるのか考えると疑問ですが、「飛び下りよう」といとも簡単にスパッと提案してくるあたりが目黒くんのような雰囲気を感じます。目黒くんだったら自分で決めたことであれば躊躇なく飛び下りそうな気がします。

「終わりなき夢」というのはどこまでも続いていく未来のように思えます。これからの自分達の可能性とも言い換えられるのではないでしょうか。「落ちて」いくとあるのとで空に身を任せながら漂う姿も思い浮かびます。これからも立ち止まることなく攻め続けたいと言う目黒くんのイメージと重ねると、「終わりなき夢」を漂いながら「変わっていく」とは、傷を負いながらも再生を繰り返し強くなっていくということなのではないでしょうか。このような強く生きる力が目黒くんの魅力の源になっている気がします。命を燃やす時の炎の色は赤より熱い青なのかもしれません。

 

 

【みなと】

スピッツ みなと 歌詞 - 歌ネット

 

またまた海にまつわる曲ですね。『みなと』は歌詞だけでなく、穏やかでゆったりとした曲調も目黒くんに似合うと思い選びました。まるで波が寄せては引いていくようなリズムとメロディです。

 

船に乗るわけじゃなく だけど僕は港にいる

知らない人だらけの隙間で 立ち止まる

 

「船に乗るわけじゃなく」「だけど」ということは、他の目的があるのでしょうか。たまたま港にいるわけではなく、何か考えがあって「知らない人だらけの隙間」にいるのかもしれません。大勢人がいる中での一人の空間を描写することで、主人公が一人思考を巡らせている様子を表しているのだと思いました。

「港」ということは、海の一つの終着点ですよね。そのため波のイメージもここで生まれます。また、歌詞だけでなくこの曲のリズムやメロディー自体が、ゆったりとした波を思い起こさせるような気がします。この曲調は、マイペースでのんびり屋、そしてバラードが好きな目黒くんに似合うのではないかと思います。

 

遠くに旅立った君に 届けたい歌集めて

縫い合わせでできた歌ひとつ 携えて

 

先程の歌詞とこの歌詞の流れを考えると、一人思考を巡らせながら「言葉を集めて」「縫い合わせ」る作業をしているのですよね。この自分の心と対話をすることで生まれる内向きのエネルギーが目黒くんのイメージと重なります。

ここで目黒くんのブログについて感じていることを話したいと思います。目黒くんのブログは思いつきで書いているというより、どのような人達が読むのかを考え、時間をかけて、言葉を選んで書いている印象があります。24日更新だった頃は、1ヶ月かけて少しずつ書いているとも言っていましたね。また、話すよりも書く方が得意で、学生時代に作文は褒められることが多かったいうエピソードもあったかと思います。私は、ファンの中には様々な立場の人がいるということを踏まえながら誠実な言葉で自分の思いを綴る目黒くんのブログが大好きです。

内向きのエネルギーという言葉を使いましたが、『みなと』ではそのエネルギーが歌となって外の世界に放たれるのですね。目黒くんも自分の中で丁寧に大切に紡いだ言葉たちを隠すのではなく、私たちに向けて優しく、力強く発信してくれるところが素敵だなと思います。

 

汚れてる野良猫にも いつしか優しくなるユニバース

黄昏にあの日二人で 眺めた謎の光思い出す

 

青い車』で日常に溶け込む愛、汚れ、光などの美しさについて話しました。ここでの「汚れてる野良猫」も、汚れているけれども命を輝かせている愛おしいものとして目黒くんのイメージに寄り添っているように思えます。この隣合った‘‘日常‘‘から唐突に「ユニバース」と出てくることで、宇宙という大きな世界へと視界がぱっと開ける感じがします。‘‘宇宙‘‘も目黒くんをイメージする上で大切にしたい言葉ですよね。日常にあるささやかな愛おしさも、宇宙という世界を形作るスケールの大きなものも、どちらも似合う目黒くんは不思議な存在だなと思います。

宇宙のイメージが浮かび上がったところで「眺めた謎の光」という言葉が出てきますが、これは実際に目黒くんがよく話しているベランダから見える火球の話みたいですね。ここはイメージというよりダイレクトに目黒くんのエピソードみたいな歌詞で少し笑ってしまいました。

 

勇気が出ない時もあり そして僕は港にいる

消えそうな綿雲の意味を 考える

 

「勇気が出ない時もあり」から始まるここの歌詞を見ると、バックで踊っていた頃の目黒くんを思い出します。昔は恥ずかしい気持ちが強かったとよく話していますよね。また、「消えそうな綿雲の意味を 考える」というところでジャニーズを辞めようと思った時のエピソードを思い出します。本当に、辞めないでいてくれて良かった。(この感情はファンとしての勝手なものですが…)

「綿雲」という言葉自体も、のんびり、ゆったりとしている目黒くんのイメージに合うなと思います。ザ・B型でマイペースだと話している目黒くんですが、確かに雲のようにどこかへ行ってしまったり消えてしまったりすることもありそうな。そしてまたここで「考える」とあり、一番の歌詞でもあった内に向かっていくエネルギーを感じることができます。

 

遠くに旅立った君の 証拠も徐々にぼやけ始めて 目を閉じて ゼロから百まで やり直す

 

「君の証拠」をなくさないように「ゼロから百までやり直す」のはかなり根気のいる作業だと思います。でも自分にとって大切な人、物のためであれば目黒くんはどんなに途方もない作業だとしてもやりそうな気がします。滝沢歌舞伎の振り付けを1日で体に叩き込んできたこと、どんなバラエティ企画にもガチになるところ、玄関で倒れて寝てしまうほど本気で演技の仕事に取り組むところ、リタイアしたくないとスタッフにお願いし、38時間もかけて脱出島をやり抜いたこと……目黒くんからは誠実さに加えて、根性や頑固さ、こだわりの強さのようなものも感じるからです。

 

君ともう一度会うための大事な歌さ 

今日も歌う 一人港で

 

目黒くんが心を込めて歌う姿はとても魅力的だと感じています。レコーディングをする時は、どんな歌い方をすれば気持ちが伝わるのか、歌詞を見ながらよく考えて何回も歌うと言っていましたよね。『みなと』の主人公のも、大切な人を思いながら「一人港で」「大事な歌」を歌っています。二人の歌を通して心を伝えようとする姿が重なると思いました。

 

 

 

ラウールくん

 

【今】

スピッツ 今 歌詞 - 歌ネット

 

過去も未来も大切だけれど、ファンとしてはラウールくんの『今』を目に焼き付けたいなと思っています。こんなにも輝いているのにその一瞬はもう二度とこないと思うと目が離せなくなってしまいますね。

 

ありがとう なぜか夏の花

渚の 気まぐれな風を受け

 

ラウールくんが「ありがとう」と言っている場面をよく見かける気がします。きっとメンバーや周りの人からの愛情を受け取る機会がたくさんあるからですよね。「夏の花」とありますが、ラウールくん×夏 というと、まずは『LOCK ON!』を思い出します。2019年の夏はラウールくんにとってSnow Manとしての初めての夏でしたよね。あの夏のSnow Manの盛り上がりや熱の中心部にいたのがラウールくんだったのではないかと思います。もう一つラウールくんと夏・渚のイメージと言えば『ハニーレモンソーダ』がありますね。2021年の夏も『HELLO HELLO』のおかげでとても幸せな気持ちで過ごすことができました。

「渚の 気まぐれな風」は、少し掴みどころがないようにも見えるラウールくんのイメージに合うと思います。掴みどころがないというと、やや語弊があるかもしれません。大人びているようにも幼いようにも見えるラウールくんの独特な雰囲気がそのようなイメージを膨らませているように思えます。『ハニーレモンソーダ』の三浦界くんのイメージもプラスされているのかもしれませんね。

 

噛み痕 どこに残したい?

 

「噛み痕」を残す意図は何なのでしょうか。痕を残すことで「今」を生きた証拠を残そうとしているのかもしれません。「噛み痕」を残すという言葉は、周りの度肝を抜いてやろう、というような挑戦的な雰囲気を感じます。爪痕を残すという言葉に近いイメージです。「噛み痕」の方が「爪痕」よりも更に勢いと強さがある感じですね。「どこに残したい?」と相手に投げかける言い方により、より余裕を感じさせます。ラウールくんの堂々とした佇まいや圧巻のパフォーマンスは見た人に大きなインパクトを与えると思いますし、一度見たらなかなか忘れられるものではないですよね。

でも、この「噛み痕 どこに残したい?」という歌詞は、裏を返せばラウールくん自身に残る「噛み痕」でもあるのかなと思いました。15歳でSnow Manに入ったラウールくんにとって、これまでの道は消して平坦なものではなかったと思います。15歳だったラウールくんが乗り越えた大変だったことをここで私が好き勝手語るのは良くないと思うのでこの話はここまでにします。私は、強くてかっこいい魂をもったラウールくんがこれからもSnow Manとして輝いている姿を応援していきたいです。

 

君と歩く浅瀬 

笑って 軽くなでるように

 

青春全開!キラッとかがやく6人の素顔に注目♡<海の日記念>海ではしゃぎまくる!メイキング映像解禁 | ニュース | 映画『ハニーレモンソーダ』公式サイト

『ハニーレモンソーダ』では海の水色と界くんのレモン色の髪色のコントラストが眩しくてキラキラと輝いていましたね。「浅瀬」「軽くなでるように」といった言葉と水色とレモン色のイメージを組み合わせると、爽やかで気持ちの良い空気感が生まれると思います。そしてこの「軽くなでるように」の捉え方なのですが、

①倒置→軽くなでるように 笑って

②隠喩→軽くなでるように(風が吹く)

③省略→( 傷痕を)軽くなでるように

などがあるのではないかと考えました。

①だと、浅瀬で歩きながら微笑む一瞬の輝きを切り取った表現になりそうです。②だと、海風のイメージも加わりますね。③は少し飛躍していますが、前後の「噛み痕」や「傷や夢」という言葉を見ると、可能性としてなくはないような。ラウールくんの笑った顔や優しい風のイメージが膨らむのと共に、ほんの少し痛みのような雰囲気も感じるのではないかと思います。

 

いつかは 傷も夢も忘れて

だけど息をしてる  それを感じてるよ今

 

「いつかは 傷も夢も忘れて」とはいつか来る’’終わり’’を意味する言葉な気がします。「だけど息をしてる それを感じてるよ今」とあることで、「今」、この瞬間、命を燃やして生きていることに焦点が戻りますね。

ラウールくんの言葉で印象的なものがあります。2019年の少年たちの舞台で読んだ手紙に書いてあった「抜けないでね」という言葉です。これは他のメンバー8人に向けて言った言葉のようですが、いつか’’終わり’’が訪れることが分かっているからこそ言った言葉なのではないなと思いました。終わる時が来るかもしれないけど、それがすごく嫌なんだ、ずっと一緒にいたいんだという切な願いが感じられて胸が苦しくなりました。プロの世界で生きる大人びた一面と、幼さが残る普通の高校生の一面の両方を感じる言葉だと思います。

この『今』という曲は、「いつか 傷も夢も忘れ」るような未来が来ることは分かっているけれども、だからこそ「今」を必死に生きる、悔いが残らないように全力で生きて未来へ繋ぐ、というラウールくんの熱い魂が感じられる曲なのではないかと思いました。

 

 

ヒバリのこころ

スピッツ ヒバリのこころ 歌詞 - 歌ネット

 

この歌詞を考えるにあたって、「ヒバリ」という鳥について調べてみました。

ヒバリ|日本の鳥百科|サントリーの愛鳥活動

春の訪れを告げる鳥なのですね。他のサイトでも調べてみたのですが、垂直に高く高く舞い上がるという特徴もあるそうです。

春と言えば滝沢歌舞伎。そして高く高く天まで羽ばたく姿に滝沢歌舞伎を通して大きく成長したラウールくんが重なりました。(私なんかが「成長した」なんて記すのは大変おこがましいですが… でもきっと、そうなのではないかと思っています)

 

僕が君に出会ったのは 冬も終わりのことだった

降り積もった角砂糖が溶けだしてた

 

「振り積もった角砂糖が溶けだしてた」とは、角砂糖に例えられた雪が溶けている様子を表した歌詞かと思います。雪はまさにSnow Manの象徴となるイメージですね。「溶けだしてた」ということで春に向かっていることが分かります。先程も話しましたがSnow Manにとって春と言えば滝沢歌舞伎ですよね。

この歌詞を見ているとラウールくんがSno Manに加入し、初めて滝沢歌舞伎の舞台に立った2019年の晩冬を思い出します。面識はあったものの、Snow Manのメンバーときちんとした意味で「出会った」のはこの時だったと思います。そしてSnow Manのセンターに立ち、多くの人々の注目を浴びるようになりましたね。他のメンバーのファンがラウールくんと出会ったのもこの時だったかと思います。

 

白いひかりに酔ったまま レンゲ畑に立っていた

目をつぶるだけで 遠くへ行けたらいいのに

 

ラウールくんのメンバーカラーの「白」と、ステージのスポットライトの「白」がイメージされました。「酔ったまま」とありますが、「酔う」という言葉が気になったので確認してみました。

酔うとは - コトバンク

ラウールくんのイメージと重ねると、ここでは心奪われるという意味が近いのではないかと思いました。あるいは自分をコントロールできなくなるという意味かもしれません。そうすると「レンゲ畑」はステージの暗喩のようにも思えてきます。これらの言葉から、同じダンスは二度と出来ないという『May be』のフリーダンスを思い出しました。何かに取り憑かれたような、誰にも真似出来ない舞は、見る者全てを圧倒すると言っても過言ではないと思います。

「目をつぶるだけで 遠くへ行けたらいいのに」という言葉からは、現状への疲れやそこからの逃避のようなものを感じます。また、「遠くへ行けたら」というのは、’’夢が叶えば’’もしくは’’目標が達成出来たら’’というニュアンスに近い気がします。これらを踏まえてサビの歌詞を見てみましょう。

 

僕らこれから強く生きていこう 行く手を阻む壁がいくつあっても

 

「僕」ではなく「僕ら」なところが素敵ですね。ラウールくんも自分一人で「強く生きて」いくのではなく、Snow Manのメンバーみんなと「強く生きて」いくのだと思います。「行く手を阻む壁がいくつあっても」とありますが、これまでのSnow Manの歩みを振り返ると、「行く手を阻む壁」は本当に数え切れないほどあった気がします。きっとファンの私達が知らないところでも、メンバーで力を合わせて乗り越えた壁がたくさんあったかと思います。

この部分に関連して、Snow Manの『Stories』にある歌詞を思い出しました。ラウールくんと佐久間くんが歌う、「背負うべきものなど何一つないさ 全て抱きしめて行く」という歌詞です。一人で背負うべきものなど一つもないというのは最年少のラウールくんにとってとても心強い言葉なのではないかと思います。

 

いろんなことがあったけど みんなもとに戻っていく ここにいれば大丈夫だと信じてた

 

この歌詞は過去形で描かれていますが、2019〜2020年頃のラウールくんのイメージと重なりました。この頃は今以上に初めてのことが多くて不安なことも多かったのではないでしょうか。

「いろんなことがあったけど」というぼかされた表現ですが、ラウールくんの大きな個人仕事としてはTGCや映画の撮影などがありましたね。不安なことがあっても、Snow Manのメンバーの元へ戻っている時は「大丈夫」だと信じることができたのではないでしょうか。Snow Manの「みんなのもと」で得られる安心感や信頼感がラウールくんの心を守っていたのではないかと思います。

それではこの「大丈夫だと信じてた」とは過去のことであり今は当てはまらないのかというと決してそうではないと思います。メンバーと一緒にいる時の安心感についてはよく雑誌などでも話していますし。しかし、今は過去2年間よりも気持ちの面で強く逞しく成長しているのではないかと想像しています。康二くんはラウールくんに励まされていると言っていましたし、ラウールくんは会議の時にはっきりと意見を言っているとよくメンバーが話していますよね。最年少であっても一人のメンバーとしてしっかりとグループを支えるラウールくんはとてもかっこいいですよね。

 

遠くでないてる 僕らには聞こえる 魔力の香りがする 緑色のうた声

 

まずラウールくんのイメージとは別に、この歌詞自体について考えてみました。この場合「遠くでないてる」のはヒバリかと思います。そして「僕らには聞こえる」という強調された言い方により「僕ら」という存在が特別なものである印象が強まります。「魔力」とは、阿部くんの話で挙げた「魔法」という言葉に近いかもしれません。

魔力とは - コトバンク

人を惑わし、引きつける不思議な力とあります。「緑色のうた声」とありますが、ヒバリの体の色は黄褐色なのでこの場合は草木が芽吹く春のイメージとしての「緑色」でしょうか。まとめると、春の訪れを告げるヒバリの鳴き声を「魔力の香りがする緑色のうた声」と表したのだと思います。

ここでラウールくんのイメージ×歌詞に話を戻します。Snow Manにとって滝沢歌舞伎は特別なものだと思います。春と言えば滝沢歌舞伎!と皆が言うよう歴史もありますし、Snow Manが懸ける思いも強い舞台ですよね。この歌詞には「魔力の香り」とありますが、この舞台で歌い、踊り、演じることは一種の非日常体験であり、そしてそれを見る人々も滝沢歌舞伎の世界に没入させるものだと思います。Snow Manとなり、その非日常体験の中心となったラウールくん。「僕ら」であれば、春の魔力を体現することができる。というような自信と覚悟を感じさせる歌詞だなと思います。

 

僕らこれから強く生きていこう 涙がこぼれそうさ

ヒバリのこころ

 

『ヒバリの心』では、「僕らこれから強く生きていこう」という歌詞が繰り返されます。これにより、壁→達成→強く成長→壁…のサイクルが繰り返されるイメージが湧いてきます。そして、高く高く舞い上がり春の訪れを告げるヒバリは、「強く生きていこう」という心と「涙がこぼれそう」という心の両方をもっているのですね。

様々な経験を経て強く成長したラウールくんにも、「涙がこぼれそうさ」という時は存在するかもしれません。しかし「僕ら」とあるように、ラウールくんが歩む道は一人で歩む道ではなく、Snow Man全員で共に歩む道なのだと思います。Snow Manの歩む道の先が明るい光で溢れていることを切に願っています。

 

 

 

 

以上となります。拙いブログでしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。書いていてとても楽しかったです。でもこのブログはsugukesu’s diaryなのでその名に恥じぬよう気が済んだらすぐ消します。

みなさんも機会がありましたらぜひSnowMan×スピッツについて考えてみてください。

どちらも素晴らしいアーティストですよね。大好きです。

 

スノ×スピッツの話③

 

Snow Man×スピッツってやっぱり良いな!!

 

Snow Manのメンバーとスピッツの曲の親和性について考えるこのシリーズも3回目となりました。①、②も見てくださった方、ありがとうございます。

一応リンクを貼っておきますが読んでいなくても全く問題はありません。

 

岩本くん・深澤くん編

スノ×スピッツの話① - sugukesu’s diary

 

渡辺くん・宮舘くん編

スノ×スピッツの話② - sugukesu’s diary

 

今回は阿部くん・佐久間くん編です。

①、②同様あくまでも私個人のイメージをもとにして話しているだけなのでこの人をこう!だというように決めつけるものではありません。挙げていくイメージもできる限り、雑誌やインタビュー、動画などを元にしたものにしていきたいと思います。

 

阿部くんと佐久間くんは、似合うと思うスピッツの曲がたくさんあって選ぶのが大変でした!拙い文かと思いますが、読んでいただけたら幸いです。よろしくお願いします。

 

 

阿部くん

 

【渚】

スピッツ 渚 歌詞 - 歌ネット


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阿部くんって、スピッツの『渚』みたいな情景が似合うなあと前々からぼんやり思ってたのですが、

2月1日の阿部くんのすの日常を見てびっくりしました。

※なぜかリンクが上手く貼れませんでした。申し訳ありません。2月1日の阿部くんのすの日、ぜひ見てみてください。

 

私の脳内の映像が現実になってしまったと錯覚するくらい『渚』みのある写真がupされていました。すの日常って最高コンテンツですね。

ここからは歌詞を引用しながら阿部くん×『渚』のイメージについて考えていきたいと思います。

 

ささやく冗談でいつも つながりを信じていた

ジョーク - Wikipedia

相手を上手く笑わせる冗談って頭が良くないとできないですよね。阿部くんって意外と、みんなと話している時にさらっと冗談を言っているイメージがあります。(パッと例が出てこなくて申し訳ありません。)

ちなみに深澤くん編の時にも「ジョーク」についてお話しましたが、同じジョーク(冗談)でも深澤くんくんの場合はその場の状況や空気をコントロールするために言う冗談、阿部くんの場合は他のメンバーの話を聞いた上でそれに合わせて発言する大喜利のような冗談な気がします。方向性は違いますが、どちらも頭のいい人が言う冗談だなと思います。

「ささやく」冗談ってきっと、普通の会話の中で生まれる穏やかな笑いですよね。優しくて心地いい空間を作ることができる阿部くんに似合うフレーズだなと思います。

 

ぼやけた六等星だけど 思い込みの恋に落ちた

クイズ番組で星に関する問題はよく出てきますよね。300万円を獲得したクイズ番組の最後の問題や気象に関するクイズスペシャルなどで、阿部くんが星に関する問題を解答していたシーンを思い出しました。星は理科の分野ですし、阿部くんのイメージが強いです。

また、この歌詞を読んでSnow Manの『ZIG ZAG LOVE』も連想しました。2D2DのMCで、阿部くんがSnow Manの曲の中で一番好きだと答えていた曲です。

 


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↑阿部くん×『ZIG ZAG LOVE』で書いた短歌なんですが、実はこの短歌を考えていた時に『渚』のこの歌詞も意識していました。ジグザグ→星座 ラブ→恋 みたいなイメージです。『渚』の歌詞にある「思い込みの恋」に、ジグザグに行ったり来たりのなかなか思うように進まない恋というのをを感じます。

 

柔かい日々が 波の音に染まる 幻よ 醒めないで

 

阿部くんといたら「柔かい日々」が過ごせそう。阿部くんってなんであんなに優しいんですかね。目黒くんも阿部ちゃんは今も昔も変わらず優しい、そのまま。という話をよくしていますね。後輩であっても威圧的にならずに接することができる阿部くんって素敵です。

「幻よ」という言い方なのですが、この呼びかけの「よ」って強調の「よ」とも取れる気が。少し古語のようでカジュアルではないですよね。このある意味かっこつけたような言い方も阿部くんに似合う気がします。(ものすごく個人的な感覚です)

 

渚は二人の夢を混ぜ合わせる 揺れながら輝いて

 

宮舘くんの話をした時にも今回は個人に焦点を当てるようにしたいと言っていましたが、阿部くん×『渚』を考える上でどうしても共にイメージしてしまう人が2人います。

まずは一人目、佐久間くんです。今回『渚』は阿部くんのイメージとして取り上げましたが、阿部くんと佐久間くんが一緒に渚を歩く様子も不思議と思い浮かぶ……例え個人のイメージだとしてもあまり根拠の無いことを言うのは虚妄になってしまうから良くないなと思っていましたが、2月1日のブログの写真は佐久間くんが撮ったとのことでまさかの現実となりました。

もう一人は2019年の元旦、海岸で阿部くんと共に初日の出を見た宮舘くんです。

Snow Man 誰が起きていられる?【寝たら見られない初日の出ロケ(完結編)】3/3 - YouTube

ここで一旦歌詞に戻りたいと思います。ここでは「夢を混ぜ合わせる」という言葉に着目しました。「混ぜ合わせる」というと、AとB異なるものを一緒に合わせるというイメージだと思います。阿部くんと佐久間くんは雑誌でついた「共通点0の両思い」というキャッチコピーが有名ですよね。「共通点0」と言われてしまうくらい正反対なことも多い二人。でもお互いの陰の部分も知ってて、気を許し合っている仲良しコンビ。異なるものと異なるものが混ざりあって、「揺れながら輝く」なんて、阿部くんと佐久間くんに似合う表現だと思います。

そして宮舘くん。阿部くんが大学受験のために活動を一時休止するとした時、宮舘くんはその決断をなかなか受け入れることが出来なかったという話はたびたび聞きますよね。私は当時のSnow Manについては詳しく分からないのですが、きっとその時の宮舘くんの価値観と阿部くんの価値観は異なっている部分も多かったのかなと思います。でも「二人の夢」の行き着くところって、結局同じだったのではないでしょうか。すれ違いながらも互いのことを尊重し、分かり合えることができた阿部くんと宮舘くんも、「渚は二人の 夢を混ぜ合わせる」という言葉がしっくりくるのではないかと思いました。

 

最後に、『渚』というタイトル自体について考えてみました。阿部くんとイメージを重ねる上で、‘’海‘‘より‘’渚‘’の方が合ってる気がするのはなぜだろう。改めて渚の言葉の意味を確認してみました。

渚/汀(なぎさ)の意味 - goo国語辞書

波が寄せる場所というピンポイントなのですね。海の中でも波打ち際だけに焦点を当てると、大きな波がどんどん小さく静かになって消えていく様子やリズム良く波が寄せる音などが思い浮かびます。‘’海‘’イメージの幅が広すぎてしまいますが、‘’渚‘’であることにより穏やかさや心地良さが際立つのだろうと思いました。自分がなぜ阿部くんをイメージしていたのか謎が解けた気がします。

 

 

【さらばユニヴァース】

スピッツ さらばユニヴァース 歌詞 - 歌ネット

 

阿部くんの雰囲気とスピッツの雰囲気ってマッチしやすくて似合う曲がたくさんあると思うんですよね。『スパイダー』や『ロビンソン』なども良いな思っていたのですが、変化球としてこのような曲も合うのではないかと思い挙げさせていただきました。

「ユニヴァース」は、宇宙という意味ですよね。『渚』の話でも星のことに触れましたが、やはり理科に関わる言葉が出てくるとつい阿部くんを思い浮かべてしまいます。

半端な言葉でも 暗い眼差しでも 何だって俺にくれ!

阿部くんって‘’あざとい‘’と言われたりキュート属性にカテゴライズされたりすることが多いと思うのですが、個人的には度量の大きい、かっこいい男の人というイメージが強いです。

阿部くんの優しさは度量の大きさが関係してると思います。誰のことも公平な目で見てしっかりと受け止めてくれるイメージ。阿部くんだったらこの歌詞にある「半端な言葉」や「暗い眼差し」でも大丈夫だよと受け止めてくれそう。

「何だって俺にくれ!」という歌詞は「俺」という一人称、「くれ!」という言葉遣いなど、かなり力強い印象です。阿部くんは穏やかで優しいけれど、だからといって弱々しい訳ではなく、どちらかというと包容力があるタイプなように思います。また、外見の話をすると、少し三白眼でキリッとした目やスラッとした178cmの高身長、地黒の肌など精悍でかっこいいなと思います。お父さんのこと「親父」って呼ぶなんて話も聞いたことがあったので調べてみたのですが、D雑誌で言ってたみたいですね。自分のことも案外「俺」と言っていることが多いなと感じます。可愛い仕草や表情、ポーズをする時もありますし勿論その姿もとても魅力的ですが、メンバーに対して可愛く甘えるとか、そういうことはあまりしていないですよね。なんなら甘えてくる康二くんを笑顔で受け止めているイメージの方が強いです。

これらのことから、「何だって俺にくれ!」という一見強めな言葉の羅列であっても、阿部くんのかっこよさ、優しさ、器の大きさを考えると実はしっくりくる歌詞なのではないかなと思います。

 

会えそうで会えなくて 泣いたりした後で 声が届いちゃったりして

引き合ってる 絶対そう 君はどう思ってる?

 

「〜ちゃったりして」という言い方は少しおどけた雰囲気ですね。これもお茶目なところもある阿部くんに合う言葉遣いな気がします。そしてここでは特に「引き合ってる」という言葉に着目しました。念の為辞書でも調べてみました。

引合うとは - コトバンク

互いに引っ張り合っている状態ですが、物理の分野にそのような話があったような気がしてさらに検索をかけてみました。(私は理科に疎いです)

万有引力の法則:物理学解体新書

歌詞に戻ると、「会えそうで会えなくて」ということは離れた状態ですよね。この離れている物と物が引き合う様子は元を辿れば万有引力の法則なのかなと思いました。宇宙的な話ですよね。冒頭でも話しましたが、阿部くんの得意とする理科に関わる言葉がポイントなのだと思います。

 

それは謎の指輪 さらばシャレたユニヴァース

君が望むような デコボコの宇宙へつなぐ

 

「謎」という言葉も、謎解き・クイズ・勉強など考えること好きな阿部くんに似合うと思います。サビでは「ユニヴァース」「宇宙」という言葉が出てきてより一層宇宙のイメージが膨らみますね。「さらばシャレたユニヴァース」ということは主体となる人は宇宙にいて、「君」は地球の方にいるのですかね?君は「デコボコの宇宙」を望んでいるようですし… そうなると先程の何かと何かが引き合う万有引力の法則の話がここでも続いているのではないかと思います。万有引力の法則という言葉を使いそうなSnow Man部門第一位、阿部くんです。(私調べです。)

 

 

佐久間くん

 

佐久間くんって不思議な人ですよね。明るくて人懐っこそうだけど、何となく掴めないところも多いような。今の明るさは後天性の明るさだからでしょうか。昔は静かなタイプだったとよく振り返っていますよね。個人の想像となりますが、陰の部分や自分だけの世界は今でもこっそりともっている人な気がします。

上記のイメージもあり、阿部くん同様、佐久間くんもスピッツの雰囲気と近いものをもっているような気がします。スピッツの音色って、明るいけれど寂しげですよね。(なぜなのか関ジャムで説明されてた気が…きちんと覚えてなくて申し訳ありません。)歌詞も明るいようで暗く、意味がとれないものが多いと思います。スピッツの曲のように明るいけれど陰がある、不思議な雰囲気の佐久間くんに似合う曲はたくさんあると思います。今回は個人的に佐久間くんだからこそ似合うと言えるのではないかという曲を選んでみました。

 

 

【ルナルナ】

 

スピッツ ルナルナ 歌詞 - 歌ネット


他のメンバー同様過去に書いた短歌もあったのですが、読み直してみて少し思うところがあったので今回は載せないことにしました。

『ルナルナ』の歌詞は言葉の組み合わせが唐突な部分が多くある気がします。分かるようで分からない、甘さと毒が入り交じったような不思議な歌だなと聞く度に思っていました。(そもそも草野マサムネさんが『ルナルナ』というタイトルに意味は無いと言っていたらしいですね)

 

忘れられない小さな痛み 孤独の力で泳ぎきり

かすみの向こうに すぐに消えそうな白い花

「忘れられない小さな痛み」と「孤独の力」に、過去の佐久間くんの陰の部分を感じました。「泳ぎきり」というところに、自分の力で乗り越えたというイメージも湧きます。「白い花」が何を示しているのかは聞く人それぞれ考えが異なると思いますが、純粋に「白い花」その物を思い浮かべた時、かすみ草、シロツメクサ、マーガレットといった小さな白い花は佐久間くんによく似合うなと思いました。

 

思い疲れて最後はここで 何も知らない蜂になれる

瞳のアナーキーねじれ出す時 君がいる

 

「疲れ」「アナーキー」「ねじれ」など混沌としたイメージの言葉がたくさん散りばめられています。

アナーキーとは - コトバンク

「瞳のアナーキー」って、よく考えると心配ですね。とりあえずきっと目がギンギンなのでしょう。加えて「蜂」というと‘’針‘’や‘’毒‘’といったイメージも湧きますよね。

この歌詞を読んでパッとイメージしたのは真夜中に自分の部屋にいる佐久間くんです。アニメオタクで部屋にフィギュアをたくさん並べている佐久間くん。バラエティ番組やインタビューなどで、可愛い女の子の何気ない日常を描いた作品が好きだと話していますよね。疲れた時に頭を空っぽにして見ることができるから癒しだと。

体も心も疲れ切って毒々しい自分と、そんな時でも変わらず一緒にいてくれる「君」(嫁)というイメージが思い浮かびました。

 

羊の夜をビールで洗う 冷たい壁にもたれてるよ

ちゃかしてるスプーキー みだらで甘い 悪の歌

安直かもしれませんが金髪に近い髪色の時の佐久間くんってフワフワくるくるの毛の羊みたいだな思います。佐久間くんはお酒にあまり強くないという話を聞きますが、ウイスキーでもカクテルでもロックでもなく、「ビール」という表現が軽くてキャッチーな雰囲気が出て佐久間くんに似合うなと思います。

「羊」「夜」「ビール」「ちゃかしてる」「スプーキー」「みだら」「甘い」「悪」と、立て続けに異なるイメージの言葉が出てきますが、正直訳が分かりません。ポップなのか、キュートなのか、セクシーなのか、ダークなのか。でも佐久間くんは、その全ての要素をもっている人な気がしています。色で言ったらマゼンダのような濃いピンクと夜空の紺色マーブリングしてさらにグラデーションしたような。不思議な歌詞ですが、様々な表情をもち、それを意識的に提示することができるアイドル・パフォーマーとしての佐久間くんに似合う歌詞ではないでしょうか。

 

二人で絡まって 夢からこぼれても まだ飛べるよ

新しいときめきを 丸ごと盗むまで ルナルナ

 

佐久間くんは雑誌のインタビューで、彼女がいたら一緒にくっついて甘えていたいと言っていた記憶があります。「絡まって」というのは甘くて可愛い雰囲気ですね。「夢からこぼれても」とありますが、こぼれるということは元々いる場所は夢の中なのでしょうか。現実ではないのですね。リアルではない甘い二人のイメージは、二次元の嫁がたくさんいる佐久間くんのイメージと重なるなと思います。

「新しいときめき」とありますが、ここもアニメが大好きな佐久間くんを思い浮かべました。「ときめき」ってオタクの原動力になる感覚ですよね。

冒頭でも話しましたが「ルナルナ」という言葉に意味は無いと曲を制作した草野マサムネさんは言っていたそうです。でも個人的にはラテン語由来のルナ=月 のイメージがあります。さらに調べると月の女神という説明も出てきました。

ルナとは - コトバンク

女神って信仰の対象ですよね。しかもどんなに願ったとしても現実世界で恋愛関係になることは不可能です。そこがまた二次元の嫁にときめき続ける佐久間くんに似合うポイントだと思います。

 

 

【魔法のコトバ】

スピッツ 魔法のコトバ 歌詞 - 歌ネット

 

映画『ハチミツとクローバー』の主題歌となった曲です。少女漫画が好きな佐久間くん、もしかしたらハチクロも読んだことがあるかもしれませんね。

 

あふれそうな気持ち 無理やりかくして 今日もまた 遠くばっかり見ていた

君と語り合った 下らないアレコレ 抱きしめてどうにか生きてるけど

 

今の佐久間くんなら、「あふれそうな気持ち」は口に出して言ってそうなイメージですが、過去の人見知りだったという佐久間くんは「無理やりかくして」「遠くばっかり見て」そうな気がします。

今回のブログでたびたび過去の佐久間くんについて触れていますが、今の佐久間くんを考える上で過去の佐久間くんはとても重要な要素なのではないかと思います。もともとは明るくなかったということが佐久間くんの内面的な魅力をより深いものにしている気がするからです。

明るい!けれどそれだけじゃない。というのが佐久間くんを知っていく上で大切なのではないかと思っています。(ファンの想像の範囲での’‘知る‘’ですが…)君と語り合った思い出を胸に「どうにか生きてる」というのも、陰の者の精一杯な心情をひしひしと感じます。

 

倒れるように寝て 泣きながら目覚めて

人混みの 中でボソボソ歌う

 

佐久間くんって、夜型のようですし(オタク生業がありますしね)限界まで力を使ってから倒れるように寝ているイメージです。また、「泣きながら目覚めて」とありますが、Snow Manの中でも康二くんの次くらいに泣いたエピソードを話している気がします。喜怒哀楽の感情表現が豊かですよね。

そしてこの「ボソボソ歌う」というところにまた陰の者の雰囲気を感じてしまいます。オタクっぽいと言うと人によってかなりイメージが異なるので使わないようにしたかったのですが、個人的には何となくオタクを感じてしまうフレーズです。(悪い意味ではないですが語弊があったら申し訳ありません)

 

花は美しく トゲも美しく 根っこも美しいはずさ

『ルナルナ』の話でも書きましたが、佐久間くんは花が似合う人だなと思います。透き通るような白くて綺麗な肌やハイトーンの髪、しなやかに舞う姿など、華やかさ、力強さ、そしてみなぎる生命力が花を思い起こさせます。表舞台で見せている「花」のようなかっこ良さも、真面目で本気が故に厳しい「トゲ」の部分も、過酷な状況でも自分を追い込み、やり抜く根性がある「根っこ」の部分も、全て佐久間くんの美しさだと感じています。

 

魔法のコトバ 二人だけにはわかる

 

サビでタイトルにもなっている『魔法のコトバ』という言葉なのですが、「魔法」も「コトバ」も佐久間くんのイメージに合った言葉だと思います。なぜなのか探るためまず「魔法」という言葉を検索したところ、‘’人間の力ではなしえない不思議なことを行う術‘’と出てきました。

魔法とは - コトバンク

私は佐久間くんが踊っている姿にそれを感じています。佐久間くんの踊りは、見ていてびっくりすることばかりだと思うんです。え!こんなにしなやかにターンするの!?こんなに高く飛ぶの!?指先爪先まで神経が行き通っててすごい!といった感じです。そして踊っている佐久間くんは、佐久間くんのようで佐久間くんではない何かが憑依しているようにも見えます。普通の人とはかけ離れたその美しい舞に「魔法」をかけられているような気がしてしまうのかもしれません。

続いて「コトバ」という表記についてですが、「言葉」でも「ことば」でもなく「コトバ」なのですよね。特別感を表す強調の意味合いかなと思いましたが、佐久間くんにはこのカタカナの表記が似合うなと思いました。深澤くんの話の時にも少し触れましたが、カタカナを使うことで軽やかでポップな印象が増し、佐久間くんの明るいイメージに繋がると思います。

そして「二人だけにはわかる」とありますが、「二人だけ」と言うことで特別な「コトバ」なのだと分かります。「二人だけ」って内向きな感じですよね。そこに小さな世界が生まれるような。これは個人的な印象なのですが、佐久間くんは対人関係において1対1の関係を好む人なのかなと思います。自分にとって特別な人である程「二人」ということを大切にしそうな気がします。(例えば宮田くんや三宅くんに対しては分かりやすくそのような感じがします)

 

思い出して おかしくて 嬉しくて

 

一番とラストのサビで描かれている『思い出して おかしくて 嬉しくて』という場面では幸せそうな笑顔がイメージされます。過去の佐久間くんはどちらかと言えば暗いタイプだったかもしれませんが、最後は今の佐久間くんに目を向けたいと思います。今の佐久間くんのことを考えると、明るい!元気!などのイメージが溢れてきます。佐久間くんがニコニコしながら「楽しー!」と言っているのを見ると、何だか幸せな気持ちになりますね。佐久間くんは様々な雑誌やブログなどでSnow Manのメンバーと会うと楽しいという話をよくしている気がします。最近で言うと2月8日のブログでも言っていますね。

https://www.johnnys-web.com/s/jwb/diary/detail/160632?ima=2151&cd=490

きっとメンバーと会って楽しかった出来事をその日の夜に振り返っているのだろうなと思います。「おかしくて 嬉しくて」というように、家で思い出し笑いをしているのかもしれませんね。佐久間くんが幸せそうに笑っているとファンとしても本当に嬉しいし、佐久間くんと他のメンバーとのやり取りは見ていてとにかく面白いです。アイドルは笑顔にさせる仕事だという矢澤にこちゃんの台詞を体現している佐久間くんは、とっても素敵なアイドルだと思います。

 

 

 

今回は以上となります。阿部くんと佐久間くんは、スピッツが似合う気がするけどなぜ似合うのだろう?根拠は?と前から疑問に思っていたので、この機会にじっくりと考えることが出来て良かったです。きっとまだ発見できていないことがたくさんあると思うのでまたの機会に2人とスピッツについて考えられたらなと思います。

次回で最後になりますが、康二くん・目黒くん・ラウールくんを書けたらなと思います。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました。

 

 

スノ×スピッツの話②

 

何度考えてもSnow Man×スピッツはとっても良い

 

前回のブログの岩本くん・深澤くん編の続きです。なぜこのようなブログを書いているのかという前置きも前回のブログでしておりますので、もし興味があればぜひお読みください。

スノ×スピッツの話① - sugukesu’s diary

リンクを貼りましたが読まなくても全然大丈夫です。ただ繰り返しになりますが、これはあくまでSnow Manを見て蓄積された私の個人的なイメージであり、本人たちをこうだ!と決めつけるものではありません。イメージするにあたっても、できる限り過去の発言やメディアを通して見てきたものを元にして考えていきたいと思っています。ファンがつくるフィルターは時としてとても怖いものとなるので気をつけなきゃですよね。

今回は渡辺くん・宮舘くん編です。よろしくお願いします。

 

 

渡辺くん

 

【遥か】

スピッツ 遥か 歌詞 - 歌ネット

 

渡辺くん×『遥か』も以前に短歌にしたことがあります。

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『遥か』と言って一番最初に思い浮かぶのは‘‘遥かなる空’‘なんですけど、遠くまで透き通るような青って渡辺くんにとても似合うと思うんです。渡辺くんって清涼感が魅力だと感じていて。美容が好きでお肌が綺麗なところ、青系のコンパクトなスーツが似合うところ、あと発言がさっぱり・すっきりしていてかっこいいところ。至る所で感じる渡辺くんの清涼感が私は大好きです。

渡辺くんって、昔はトゲトゲくん!イキってた!みたいな話をよくしているしその話もめちゃくちゃ面白いですが、今の渡辺くんってそういう過程を終えてまた別の雰囲気を纏っているというか……前回のブログの深澤くんの話でも書きましたが、危ない男!3B!みたいな感じは個人的にはしないなと思っています。

前置きが長くなってしまいましたが、ここからは歌詞を引用しながら話していきたいと思います。

 

夏の色に憧れてた フツウの毎日 流されたり 逆らったり 続く細い道

 

「夏」って、キラキラ眩しくて熱くて(気温も暑いですがここでは雰囲気としての熱さです)、何だかそのきらめきに‘‘デビュー’‘ということを重ねて見てしまいます。そのためここの歌詞を考えているとデビュー前の渡辺くんについて思いを馳せてしまい……あくまでもファンとして見てきての想像の範囲ですが。

デビューに憧れてた「フツウの毎日」……実際ジュニアですごいし一般人と比べたら全然普通ではありませんが、だからこの「フツウ」っていう表現がぴったり合うのかなと。普通じゃないけど普通となってしまってるみたいな。皮肉ですよね。

「流されたり」「逆らったり」っていうのも渡辺くんっぽいなと思います。渡辺くんって、人間味がある人だと思うんですよね。流されてしまうような良い意味での素直さはメンバーとのやりとりでも感じますし(最初はつっけんどんしてた康二くんに対して今は大好きな様子とか…)「逆らったり」っていうのはそれこそ昔は滝沢くんにもつっかかってたっていう話も時々してますよね。

そして「続く細い道」。きっとデビューまでの道のりは不安だっただろうし、いつ途切れてしまうか分からない「細い道」のようでしたよね。これらのことからこの冒頭は渡辺くんのジュニア時代の感覚を想像させるような歌詞だなあと感じています。

 

嘘と本当の狭間で 消えかけた僕が

 

渡辺くんって時々、普通の会社員になって社員証と財布だけ持ってランチに出かけることにも憧れがあった(←ニュアンスですみません)という話をしてますよね。あと、辞める勇気がなかったという話も。ジャニーズで居続けることって本当に大変なことだと思います。だから勇気が有る無しは関係なく、辞めなかった渡辺くんはすごいです。消えてしまわなくて良かったです。ありがとう。

 

丘の上に立って 大きく風を吸い込んで 今 心から言えるよ ニオイそうな I love you

 

『遥か』とはちょっと曲調が異なりますがSnow Man『ファンターナモーレ』を歌う渡辺くんを思い出します。

楽しみながら歌うように とびきりの愛を響かせて

Rady? Do it Do it ファンターナモーレ 

 

「とびきりの愛を響かせて」の「愛に」グッと力を込めて少しはにかみながら歌う渡辺くん、他のメンバーが「Rady?」からの大サビを歌う中、しっかりとした声で伸びやかにフェイクを入れる渡辺くん……

『遥か』の歌詞に戻りますが、「ニオイそうなI loveyou」のカタカナの部分に上記の『ファンターナモーレ』落ちサビではにかむ渡辺くん部分を感じます。

また、「丘の上に立って 大きく風を吸い込んで 今 心から言えるよ」の部分はフェイクを入れるの渡辺くんを思い起こします。

ちなみに私はSnow Manの曲の中で一番と言っては過言ではないくらい『ファンターナモーレ』が大好きです。好きな理由はたくさんあるのですが、その中の一つにここの渡辺くんの心を込めた歌い方というのがありますね。

 

すぐに飛べそうな気がした背中 夢から醒めない翼

 

飛ぶという描写って‘’翔ぶ‘’とも考えられるし渡辺翔太くんっぽいなと思います。でも「気がした」というあたり本当に飛んでるわけではないんだなと。「夢から醒めない翼」とあるように、飛ぶ(翔ぶ)こと=夢なのかな。冒頭でデビュー前のジュニア時代の頃を想像させると話しましたが、そのイメージはこのサビでも強く感じます。

じゃあこの「夢」はデビューということでありそれを叶えたら終了なのか?いやそうではないはず。夢から「醒めない」とあるように、デビューをしてからも渡辺くんが自分の意志で翔び続けようと試行錯誤する限り、この「夢」は続いていくのだろうと思います。

ここで試行錯誤という言葉を使いましたが、インタビュー記事を読んでいての印象なのですが、渡辺くんって「これでいいのかな?」と自分に対して問いをもち続けている人ですよね。そして問いをもつだけではなく自分やグループを良くするために実際に行動に移せる人。真面目で一生懸命な人なんだなと思います。(最初の方でも3Bって感じはしないと話してましたね。)

 

崩れそうな未来を 裸足で駆け抜けるような そんな裏ワザも無いけど 明日にはきっと…

 

「崩れそうな未来」って、もしかしたら渡辺くんにとったらデビュー前でもデビュー後でも感じられる感覚なのかもしれません。(世の中誰にとってもそうですが…)特にアイドルとして頑張ってる人にとっては「未来」って、自分達の頑張りで掴み取っていくものだろうなと思います。「裸足で駆け抜ける」って、サンダルが大好きな渡辺くんぽい。ちょっと可愛いですね。

「裏ワザも無い」っていうところは前述した試行錯誤の話にもリンクするイメージかと思います。「裏ワザ」は無いから、つらいこともよく分かんないことも多少理不尽なことも、結局逃げられずに全部受け止めて必死にやってしまう。そして「明日にはきっと…」の「…」の部分を渡辺くんのこととして考えると、‘’多くの人に認めてもらえる‘’といった言葉が入るような気がします。もちろん、個人の想像の範囲ですが。

2D2Dのラストの挨拶で言っていた「Snow Man舐めてんじゃねえぞ」の件や、最近で言うと個人の表紙もたくさん飾りたいといった発言を踏まえて考えると渡辺くんって、Snow Manはもちろん、自分自身も世の中にしっかりと認められたいという気持ちがあるんじゃないかな思います。かっこいい。

 

それぞれ 仰ぎ見る空 夢から醒めない翼

遠い 遠い 遥かな場所へ

 

一番最初に「遥か」と言えば遥かなる空を思い浮かべるし、そんな青が渡辺くんには似合うという話をしました。ここでの空って「遥かな場所」へと繋がっていますよね。渡辺くんにとっての「遥かな場所」に、いつかSnow Manみんなで辿り着くことを願っています。もっと言えば、もしかしたら遥かな場所は辿り着かないところなのかも。たどり着かないからこそ「遥か」という言葉を使える気がします。「夢から醒めない翼」とは、辿り着かないほど遠い目標に向けてずっと歩み続けるという解釈が可能なのではないでしょうか。

世の中「ずっと」なんていうことなないと分かっていても、それでも「ずっと」を願ってしまうのが人間ですよね。

 

 

【めざめ】

 

『めざめ』は『空も飛べるはず』のデモバージョンで『空も飛べるはず』と少しだけ歌詞が異なっています。

空も飛べるはず - Wikipedia

空も飛べるはず

スピッツ 空も飛べるはず 歌詞 - 歌ネット

『めざめ』

めざめ (空も飛べるはず) / スピッツ の歌詞 (2652073) - プチリリ

 

やっぱり渡辺くんは透き通った空が似合うという思いが強く、また自然と空に関係した曲を選んでいました。

今までは歌詞全体を見てところどころ重なる部分をあげていったのですが、『めざめ』はこの部分がどうしても気になります。

 

君と出会えた痛みがこの胸にあふれてる きっと今は自由に空も飛べるはず

 

空も飛べるはず』では「君と出会った奇跡がこの胸にあふれてる」となっていますが、「出会った奇跡」ではなく「出会えた痛み」なんですよね。なぜこのフレーズに渡辺くんを感じるのか。さらに細分化すると、ポイントとなるのは「痛み」の部分だと思います。

『遥か』の話で渡辺くんは過去を振り返ったり今の自分を見つめたりして試行錯誤する人なのではないかと感じると話しました。そんな渡辺くんのことを考えると、物事のプラスの側面ばかりでなく「痛み」のようなマイナスな面も常々抱えているように見えます。(ちょっと考えが飛躍してしまいごめんなさい) 物事を振り返って、「あ〜あ、あの時…」とつい考えてしまうような感じです。

けれども過去について「痛み」を感じる人だからこそ、一つ一つの物事を振り返り、反省し、向上心しようとする気持ちが強いのではないでしょうか。美容を頑張りたい、筋トレして体づくりをしたい、読書をしたい、バラエティを勉強したい……向上心の塊すぎてすごい。

渡辺くん×『遥か』・『めざめ』を考えて改めて感じたのは、渡辺くんってかっこいいけど見ていて愛おしくなるような人間くささがあって魅力的だということです。

 

 

宮舘くん

 

実は、個人的には宮舘くんが一番スピッツの歌詞から遠い人な気がしています。でもあくまで私個人の感覚であり、だからと言って悪いという訳では全くありません!いや、合ってるよ!と感じる方々もたくさんいると思うので、変な言い方になってしまっていたら大変申し訳ないです。一応理由としては、スピッツって婉曲的表現で且つ暗い心情が見え隠れする歌詞が多い印象があって。それに対して宮舘くんはストレート且つ根が明るい情熱的な人な気がしているからです。(蛇足ですが私はL'Arc~en~Cielも好きで、同じ婉曲的でもラルクだと不思議なことに宮舘くんと親和性がある…?ような気がしています。)

それでも私個人としての宮舘くん×スピッツを諦められず色々と歌詞を見直した結果、下記の2曲が宮舘くんと合うのではないかなと思い書かせていただくことにしました。拙い文ですがよろしければこのままお付き合いください。

 

【愛のことば】

スピッツ 愛のことば 歌詞 - 歌ネット


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『愛のことば』ってタイトルがこれほどまでに似合う人は宮舘くん以外いるだろうか?いやいない(反語) 思わずそんなことを考えてしまうくらい宮舘くん=愛 というイメージが定着してるのはすごいなと思います。

 

限りある未来を 搾り取る日々から 抜け出そうと誘った 君の目に映る海

 

冒頭からとてもロマンチックですね。「抜け出そう」と誘うなんてメロメロです。少しくらいクサい台詞でも、宮舘くんが言ったのだとしたらフフっと笑って素敵だねとなりそうです。

「君の目に映る海」とありますが、ストレートに考えると海が目の前にある場面。比喩として考えるとしたら涙の表現になるかと思います。宮舘くんは海が好きですし、Snow Manの曲の中だったら『ナミダの海を超えて行け』がお気に入りだとも話していましたね。だから「海」として捉えても「涙」として捉えても宮舘くんを感じることができるのではないでしょうか。

 

昔あった国の映画で 一度観たような道を行く なまぬるい風に吹かれて

 

「昔あった国の映画」って結構難しい日本語ですよね。昔あった、ある国の映画ではないんだ……昔あった国がどの国を表すのかは聞く人に委ねられると思いますが、私は何となくフランス(パリ)の散歩道の風景を想像していました。そうなるとこの動画が思い起こされます。

Snow Man【贅沢王選手権】あなたの贅沢って何ですか? - YouTube

 

「フランスで俺とデート」

こんなことシラフで言える人宮舘くん以外いますか?いやいません。(2回目の反語) 風船の渡辺くんがファンタジスタなのだとしたら宮舘くんは最高のロマンチスタですよ。

「なまぬるい風」と言われると何だか午後ののんびりした、良い意味で怠惰な気分になる時間帯に吹く風を想像します。そんな風吹く中宮舘くんとデートなんて、なんと贅沢な時間なのでしょうね。

 

優しい空の色いつも通り彼らの 青い血に染まったなんとなく薄い空

 

不思議な歌詞ですが思わず色に注目してしまいました。青です。渡辺くんのメンバーカラーですね。渡辺くんと空の表現については『遥か』でも話しました。私の中で『愛のことば』という曲自体のイメージカラーは赤なのですが(安直ですが愛=赤 のイメージはやはり根強いと思います)、その赤のイメージに対して2番で唐突に出てくる青…… 宮舘くんを考える上でゆり組の存在は切っても切り離せないと実感しました。(もちろん渡辺くんを考える上でもです)

「優しい空」と言っているわりにはその後続く言葉が「青い血に染まった」という不穏な感じ。ちょっと不思議なバランスを感じますね。でも「なんとなく薄い空」って言われるとちょっと宮舘くん(と渡辺くん)に近づく気がする。ゆり組のイメージとして、「なんとなく」という言葉が似合うからです。2人としては一緒にいたことに大きな理由はなくて、でも一緒にいることが自然で空気みたいで……お互いの考えていることは口に出さなくても「なんとなく」分かるゆり組の2人は、やっぱり不思議で特別な関係なのだと思います。

 

心の糸が切れるほど 強く抱きしめたなら

 

曲の話に入る前に、スピッツの歌詞はちょっと暗めだから根が明るそうな宮舘くんとは少し距離があるかもしれないと話しました。でもここの歌詞は力強くて宮舘くんの愛のイメージと合ってるなと思いました。「心の糸が切れるほど」ってかなり情熱的な表現ですね。それだけの気持ちをもって「強く抱きしめ」るのは正しく愛ですよね。宮舘くんの愛の表現って見る人によっては恥ずかしいともとれるくらいストレートで情熱的だと思うんです。確か2019年横アリでのコンサート序盤、オラオラ系の煽りをしながらファンのことを「お姫様」って言ってましたよね。そういうことを恥ずかしがらずに本気で言える宮舘くんはめちゃくちゃかっこいいアイドルです。

 

今 煙の中で溶け合いながら探しつづける 愛のことば 傷つくこともなめあうことも包みこまれる 愛のことば

 

宮舘くんのモットー、セクシー・ロイヤル・美しくが詰まった部分だと思います。「煙」という見えない状態と「溶け合う」という言葉を合わせるとセクシーに繋がる印象ですし、だからと言って表現が直接的かと言うとそうではない。上品な言葉のチョイスですよね。つまりロイヤルです。「傷つく」「なめあう」でまたセクシーな印象をもってきて、「包み込まれる」で一気に優しさが広がる感じ。優しさと美しさってとても近いものな気がします。

この「愛のことば」の歌詞って一見意味が取りづらいのですが、一つ一つの言葉選びと組み合わせ方がすごく面白いし、読んだ時に美しさを感じられる丁寧な歌詞だと思うんです。丁寧な物腰で面白いなんて、まるで宮舘くんみたいですね。

 

 

【運命の人】

スピッツ 運命の人 歌詞 - 歌ネット

 

『運命の人』は元々康二くんとか目黒くんにも似合うなと思っていた曲です。でも「運命」という言葉を考えた時、もしかして宮舘くんにも似合う曲なのでは…!?という思いに至り。今回は可能性を探るという意味でも、宮舘くん×『運命の人』について考えていきたいと思います。

 

でもさ 君は運命の人だから 強く手を握るよ

「でもさ」って言い方、とても優しげですよね。「さ」を付けることにより尚一層。先程も優しさについて少し話しましたが、宮舘くんの美しさって優しさも元となっていると思います。

宮舘くんが優しいなと思う瞬間はたくさんありますが、例えば…。宮舘くんは少々エッジの効いた毒気のあるバラエティ番組とかトーク番組に出たとしても、ファン・番組を観ている人・共演者・トークの内容に出てきた人、これらの誰も傷付けないように発言してるなと感じます。物腰が柔かい人ってやっぱり愛されますよね。心が美しいと見ていて気持ち良いですし。

そして「運命の人」って言葉、私たちの日常生活ではなかなか聞くことができないですよね。仮に誰か相手がいたとしても、言うにはだいぶハードルが高い言葉な気が。でも宮舘くんなら……アイドル・宮舘くんなら言いそう……むしろ既にどこかで言ってるかもしれませんね。

「強く手を握るよ」というのもストレートで力強い愛情表現で宮舘くんぽいなと思います。宮舘くんの話になってから何度かストレートという言葉を使っていますが、宮舘くんって何事も回りくどいことはしないイメージがあります。

 

ここにいるのは 優しいだけじゃなく 偉大な獣

 

これまで話してきた宮舘くんのイメージをギュッと濃縮するとこの歌詞になるような気がします。私の中の宮舘くんのイメージのポイントとして、

①優しさ(物腰の柔らかさ、周囲の人への心配り)

②ストレート(熱い情熱、真面目なガムシャラ感)

これらの2つがあります。そこに宮舘印の上品なセクシーさが加わると「優しいだけじゃなく 偉大な獣」という言葉とかなりリンクするんじゃないかなと思いました。

宮舘くんが発言・表現するセクシーって、俗っぽくないですよね。直接的な性的発言・表現はしないですし。そういうところ大好きです。

「獣」という言葉はロイヤルとは少し離れているように感じますが、宮舘くんには②のイメージもありますし、‘’汗‘’を美しいものとして考えている宮舘くんに意外と合う言葉なのではないかと思います。性というよりが際立つなと感じました。

 

愛はコンビニでも買えるけれど もう少し探そうよ 変な下着に夢がはじけて たたき合って笑うよ

個人的に「愛はコンビニでも買えるけれど もう少し探そうよ」ってスピッツの歌詞の中でもトップ5に入るくらい好きです。宮舘くんにとって愛はコンビニでも買えるものなのでしょうか?それは宮舘くん本人にしか分かりませんね。でも宮舘くんにとって「愛」って簡単に買うものではない気がしています。「愛」を大切にすることって、「愛」とは何か考え続けることでもあると思います。そう考えると宮舘くんにとっては「買える」ものというよりは探すものという方がしっくりくるかもしれませんね。

「変な下着に夢がはじけて たたき合って笑うよ」のところはすみませんどうしても、パフォーマンス中にズボンを破いてしまう、胸元のシャツのボタンが弾け飛んでしまうおちゃめな宮舘くんが思い浮かんでしまいました。そんなセクシーハプニングどう考えても笑いますよ。おちゃめ×セクシーが清く正しく美しく成り立ってしまう宮舘くんは稀有な存在ですよね。

 

走る 遥か この星の果てまで

 

渡辺くんの話で多く挙げた「遥か」という言葉ですね。この度のブログではメンバー個人に焦点を当てるつもりで書いていたので最初は意識していなかったのですが、なぜか‘’ゆり組‘’に行き着いてしまう謎……改めて考えると、幼なじみがたまたま同じグループにいてこれから遥か先の未来まで共に走るなんてなかなかない話ですよね。

 

汚れた靴で 通り過ぎるのさ 自力で見つけよう 神様

 

靴が好きな宮舘くん。良い靴を履いているとその靴が素敵な所へ連れていってくれるという言い伝えについて、宮舘くんもよく話していますよね。

宮舘くんにある靴のイメージに「汚れた」という言葉が加わることで、前述したガムシャラ感に繋がると思います。前回のブログに載せた岩本くん×『春の歌』でも話しましたが、Snow Manは泥まみれになりながらも腐らず、実直に、ひたすら真面目に頑張り続けるイメージが強いです。「自力で」という言葉も、宮舘くんの真面目さや熱さのイメージに合うなと思います。「自力で見つけよう」「神様」と繋がりますが、神様を自力で見つけられるくらいの根性がある人には神様なんて概念は必要ないのでは…?とも思ってしまいました。宮舘くんってロイヤルなだけじゃなく自分自身を信じて努力し続けられるド根性も併せ持っているところが魅力的だと思います。

 

晴れて望み通り投げたボールが 向こう岸に届いた

この歌詞はもともと物理的な話ではなく比喩の話なんだと思いますが、つい滝沢歌舞伎の刀投げを思い出してしまいました。どれだけ努力してあの技を身に付けたのでしょうね。すごすぎます。

あともう一つイメージするのは川ですね。何が言いたいのかもうお分かりかと思います。そう、江戸川です。ですが今回は個人に焦点、個人に焦点…!と自分に言い聞かせていますのでこれについてはもう何も言いません。

 

悲しい話は 消えないけれど もっと輝く明日!

 

「悲しい話」って、確かに尽きないですよね。(私は根暗です)悲しいことは起きないのが一番ですが、この世の中では残念ながらそれは難しいことなのかもしれません。でもこの歌詞はとてもポジティブですよね。「悲しい話」が消えなくても「もっと輝く明日」が来ることを信じている。しかも「!」まで付いています。

宮舘くんってネガティブな発言が少ないし、きちんと確立した自分をもっていると思いますし、根が明るい人なのだと感じます。宮舘くんならこんなに力強く明るい未来を言い切ったとしても不思議と説得力がある気がしました。どうか宮舘くん、そしてSnow Manの未来が輝かしいものでありますように。私が神様に願わずとも自分達の力で明るい未来を掴み取るとは思いますが……!それでもしがないオタクなので、ついつい神頼みしてしまいますね。

最初は宮舘くんとスピッツって少し距離があるかも…なんて思っていましたが、一つ一つの歌詞に目を向けると宮舘くんと重なる部分がたくさんあり、新たな発見をたくさんすることが出来ました!宮舘くんとスピッツに感謝です。

 

 

次回は阿部くん・佐久間くん編を書きたいと思います。ここまで読んでくださりありがとうございました!

 

 

スノ×スピッツの話①

 

 
 
何回考えてもSnowMan×スピッツは良い!!

 

この世の中好きな曲はたくさんあれども、きっと歳とっても聞き続ける曲はスピッツのアレやコレだろうなと思う今日この頃。フォロワーのスノ×スピッツ話に感化され、私も大好きなSnowManと大好きなスピッツの歌詞をマリアージュさせたい……そんな欲が再度爆発したため、不格好ながらはてブロにギュッギュッと詰め込みました。読みにくいです。すみません。

イメソンって下手すると虚妄っぽくなってしまうから、ここではあくまで「イメージ」として話したいと思います。なんかこの歌詞と〇〇くん、合ってるよな〜っていうそのくらいのライトな気持ち!(その割にくどくどと書いてしまう)

色んな雑誌動画インタビューを見たり聞いたりして蓄積された個人の感覚の話です。

 

はてブロ下手くそマンだからリンクとか上手くできてなかったらすみません。ついついすみません侍と化してしまう。

岩本くん→深澤くん→渡辺くん→宮舘くん→阿部くん→佐久間くん→康二くん→目黒くん→ラウールくんの順番で2曲ずつ上げていきます。

下手くそマン、↑の名前を押したらその人の欄に飛ぶとか器用なことできなくて申し訳ない。押さないでください。指が折れます。

 

 

 

 

 

というのを2月3日にせっせと書いていたのですが最初の岩本くんの2曲を書き終えた時点で、この量9人分を一つのブログにまとめても読む人絶対面倒くさくなるだろ!!!と思い直しました。

ひとまずこのブログでは岩本くんと深澤くんまでの2曲×2までとします!!岩本くん深澤くん、渡辺くん宮舘くん、阿部くん佐久間くん、康二くん目黒くんラウールくんで区切っていこうかな。

ということで岩本くん・深澤くん編スタートです。

 

 

 

岩本くん

【春の歌】

スピッツ 春の歌 歌詞 - 歌ネット

 

重い足でぬかるむ道を来た トゲのある薮をかき分けてきた 食べられそうな全てを食べた

 

前にも短歌にしたし個人的には岩本くんと言えばコレ!という曲ですね。


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この歌詞を改めて見て浮かんだのはいつかフォロワーが語っていた泥水診断です(とても好きです)

ぬかるむ道って足元泥だらけになりますよね、普通嫌じゃないですか?汚いし冷たいし動きづらいし。でも重くても辛くてもそれが自分の糧になる。真面目…あまりにも真面目!!岩本くんの精神とこの「ぬかるむ道」は重なるんじゃないかなと感じています。

この歌詞に「薮」「トゲ」とありますが、岩本くんてストイックだしジュニアだった頃からつらいこと、面倒なこと、多少理不尽なこと、泥臭いこと、全部何でもかんでもやりますの精神でやってきたんじゃないかな。今それが花開かなくてもいつかは、いつかは絶対に自分のためになるからやり続けるっていうある意味不器用とも見える真面目さが感じられるよね、岩本くんからは…岩本くんって器用になんでもできそうに見えるけど実はそうじゃない部分もたくさんありそうですよね。

けれどもその不器用な真面目さを笑う人、バカにする人がいたとしても、そんなの関係ないという魂をもち、自分を信じ貫き通せる強さがあるところが岩本くんの魅力だと思います。

 

長いトンネルをくぐり抜けた時 見慣れない色に包まれていた 

 

「長いトンネル」は勿論長かったジュニア時代の比喩ですよね。スノーマンはジュニア歴長い人が多いから岩本くんはもちろんグループ全体に重なる部分かと思います。岩本くんって、ダンスが美味かったから最初から前に出されてたみたいだし、トンネルが終わる光が見えそうなはずなのに見えない、何故なのだろう。っていう自問自答があったんじゃないかな。(憶測だけど)

だから歩いても歩いても、技術を磨いても磨いても何故か抜け出せないトンネルってすごく不安だったと思う。

そのトンネルを抜け出した瞬間の見慣れない色って岩本くんがこだわるにも関係することで。自分にとって初めて、そしてそれがジャニーズ全体、もっと言えば日本中の人にとって初めてなことであれば、それはそれは綺麗な色だっただろう。ポエムになってきて恥ずかしいからこの段はここまでにします。

 

聞こえるか?遠い空に映る君にも

 

「聞こえるか?」って言葉の使い方が良い意味でドライでフラットで岩本くんぽい。これは2番の「遮るな」でも言えることなのですが。「か」とか「な」で終わる言い方が似合う人って限られてますよね。かっこいい。

 

歩いていくよ サルのままで孤り 幻じゃなく 歩いていく

 

『春の歌』ってテーマのひとつとして「歩み」があると思います。泥だらけでも歩いてきたあの頃、トンネルはくぐり抜けたけどまたそこには新しい世界が広がっていて、それは自分が待ち望んでいた初めてがたくさんの世界で、「サル」という飾らない最初の自分のままで歩き続ける……岩本くんを感じます…

「孤り」じゃないよ!仲間もファンもいるよ!と思うけど岩本くんにとってはそういう意味の「孤り」ではない気がします。出典は分からず大変申し訳ないのですが振り付けを考える作業は孤独と話していましたし、昔はどうしてもできないバク転をひたすら練習してた(きっと孤独を感じる時もあったであろう)ともよく振り返っていますし、岩本くんにとって「孤り」とは悪い意味をもつものではなくて、自分の人生を歩む上で必要な「孤り」なのかな。多分。

「孤り」の時間を大切にできる人、自分のために活用できる人は強いですよね。仲間がいるという絶対的な安心があるからこそ「孤り」になれるというのもあると思います。本当に独りだったら岩本くん寂しがっちゃうと思うし。(真面目に書きすぎてウサギさんの人格も登場させないとバランスがとれなくなっている)

 

春の歌 愛も希望もつくりはじめる 遮るな 何処までも続くこの道を

 

サビの歌詞、1番と2番の2種類あるのですが2番(ラスサビでもある)の↑の歌詞の方がより岩本くんぽいなと思います。

「つくる」って0を1にすることができる岩本くんを表してるなって思うし「何処までも続くこの道を」というまた「歩み」を表す言葉でこの歌が締めくくられてるところも岩本くんのデビューコン2D2Dの挨拶を思い起こさせます。

岩本くんって実際ファンたちの、メンバーの、周りの人々の「愛」も「希望」も作り出してると思うんですよね。だって、あんなに素敵な振り付けを作り続けて、みんなから愛される作品を生み出して、スノーマンのこれからの希望を絶やさない、炎をともし続ける人じゃないですか。素敵な人ですよね。それに尽きます。だからみんな岩本くんについていこうって思えるんだと思います。

 

 

スターゲイザー

スピッツ スターゲイザー 歌詞 - 歌ネット

 

ひとりぼっちがせつない夜 星を探してる 明日君がいなきゃ 困る 困る

 

おいおいさっき散々「孤り」が必要うんたらかんたら言ってたくせに話が違うだろ

って感じですよね?私も並べてびっくりです。これは自分の勝手な解釈なのですが『春の歌』は強くてかっこいいリーダー岩本くんのイメージ、『スターゲイザー』は膝を抱えて小さくなりながら星を見上げる可愛いひーくんのイメージ、すなわちこれらは表裏一体二つで一つ、そんなこんなで許してほしいです。

私の中では『春の歌』が表、『スターゲイザー』が裏、というかサブ的な感じです。だからこっちは少し楽な気持ちで書きたいなと思います。(前置きが長くなってしまいました。)

岩本くんってなんやかんやで誰かを求めてる場面も多いですよね。佐久間くんの反応とか渡辺くんに対しての「いつも俺の事見る」(←嬉しそう)発言とか。これまた出典が分からずごめんなさいなのですが深澤くんも前に、照のことはずっと弟(末っ子?)っぽいと思ってた(かまってほしがり、甘えんぼう、拗ねがち的意味)みたいなこと言ってましたし。前述した「孤り」は岩本くんが自分自身で作り出す空間だと思うんですけど、思わぬ場面で「ひとり」となるはすごく寂しいタイプなのではないでしょうか。「困る 困る」そうだよね、2回言っちゃうよね。

 

ゴミになりそうな夢ばかり 靴も汚れてる 明日君がいなきゃ 困る 困る

 

また来ました、汚れた靴の表現です。『春の歌』の足にまとわりつく泥の話がここで繋がりますね。泥にまみれながら死ぬ気で頑張ってもまだ夢が叶うか保証がなかった頃、岩本くんにとっての「君」は誰だったのかは分かりませんが、きっとメンバー一人一人支え合っていたと思うし岩本くんが本当の意味で独りにならなくてよかったです。

 

全てを嫌う幼さを 隠し持ったまま 正しく飾られた世界で 世界で

 

「幼さ」 を隠してるつもりかもしれないけど隠しきれてないのが岩本くんの可愛いところですね。「正しく飾られた」ってちょっと切ない表現だけど、例え飾りだとしても、真面目な人が馬鹿を見ることがあったとしても、岩本くんは正しさを重んじるだろうし岩本くんのそういう真面目さはスノーマンの何事にもおけるガチさの基盤になってると思うから大好き。

 

泣いて 笑って 泥にまみれた ドラマの後で

 

スノーマンのことじゃないですか。例えアイドルであっても人の人生を何でもかんでも「ドラマ」として消費するのは嫌だなあと思うのですが、スノーマンが辿ってきた軌跡はきっと笑いあり涙ありでしたよね……本当のことや裏側はメンバー以外分からないことですが。ファンとしては岩本くんのクシャッとした笑顔を見ると嬉しくて安心してちょっと泣けてくる時があります。

 

明かされてく秘密 何かが終わり また始まり あふれた言葉が からだ中を巡って 翼になる

 

岩本くんの身体を構成する細胞のメタファーじゃないですか?新陳代謝ですよこれは。毎日岩本くん自身が新しい岩本くんを作り、壊していく…………これ正しく筋トレ也。こんなにムキムキメタファーしておいてこの曲最後にはまた「ひとりぼっちがせつない夜 星を探してる 明日君がいなきゃ困る 困る」とくるんですよ。情緒が忙しすぎる。岩本くんの可愛さとムキムキさという世間が言うギャップというものを巧みに織り交ぜた曲、それが『スターゲイザー』なのではないでしょうか。

 

 

 

 

深澤くん

あじさい通り】

 

スピッツ あじさい通り 歌詞 - 歌ネット

 


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雨 降り続くよあじさい通りを カサささずに上向いて 走ってく 全部ごちゃ混ぜにする水しぶき

 

これも前にスノ×スピッツの短歌にしたことがありました。安直なのですが、最初は単純にメンカラの紫=紫陽花というイメージが強くて深澤くんぽいな〜と思ってました。でもよく歌詞を読むと、ふざけているようで一人で悩みがちな深澤くんのリンクする部分がたくさんあるな〜と感じ……まず冒頭の「雨」の時点でちょっとネガティブなイメージ。個人的に深澤くんは「雨」が似合うと思うんですよ。(ちなみに「晴れ」だったら阿部くん、「くもり」だったら康二くんをイメージします) 「カサささず」ってところも深澤くんぽい。そのくらいならま、いっか!ってしそう。でもこの歌詞の中で一番深澤くんみが強いと思った部分は最後の「全部ごちゃ混ぜにする水しぶき」のところです。この「全部ごちゃ混ぜ」って、①走ることにより足元の水溜まりが泥と混ざってごちゃ混ぜになる という解釈と②考え事をしながら走っていたがこの雨水と泥のようにだんだん思考がごちゃ混ぜになっていく っていう解釈があると思うんですよね。散歩とか歩く行為って(ここでは雨が降っているからか走っていますが)思考を整理する作業と繋がってるし。長くなりましたがこれらのことからこの冒頭は深澤くんの少しネガティブな内に秘めた部分とリンクするのかなあと思います。

 

いつも笑われてるさえない毎日  でもあの娘だけは光の粒を ちょっとわけてくれた 明日の窓で

 

深澤くんは人に笑ってもらうのが好きだし人に笑ってもらいたいがためにちょっと自分を落とすことも過去にはありましたよね。(最近は減ってると思いますが) もちろん深澤くんが冴えないとは全く思いません!!ちょっとここの解釈はデリケートな部分も多く未熟な私では不適当な言葉を選んでしまうかもしれないので思い切って省きます。

「あの娘」って言い方が深澤くんぽい。岩本くんの時にも書きましたがこの言い方はこの人じゃないと格好つかない!っていうのありますよね。深澤くんが「あの娘」って言うのだとしたらなんか素敵だなって思います。

 

愛 と言うより ずっとまじめなジョークで もっと軽々と渡って行けたなら 嘘 重ねた記憶を巻き戻す

 

まず前提として、深澤くんのことを考えるにあたり俗に言う3B(美容師・バンドマン・バーテンダー)のようなそういう ‘’女にとって危ない男‘’ みたいなイメージは私の中には無いです。でもストレートに「愛」を語るよりはやっぱり「ジョーク」を入れてきそうですよね。

深澤くんの「ジョーク」はふざけているように見えて何かを見据えた上の「真面目な」ものである気がします。「軽々と渡っていけたなら」って、「なら」と言ってるあたり仮定の話ですよね。ということは現実は軽々と渡って行けないんですよね。深澤くんってジョークを混ぜながら自分の本当の気持ちは隠して上手く人とやっていきたい(でも上手くできない時もある)って人なんじゃないかなという個人的な想像です。

そしてここでの「嘘」ですが、深澤くんの「嘘」って女を騙す嘘とかそういうクソみたいなものではなくて(今回のブログは丁寧な物言いで書く目標なのにクソとか言ってしまった)自分の本当の気持ちは隠して円滑に物事を進めるための合理的且つ優しすぎる嘘な感じがします。そういう本当はつかなくたっていいのに自分を押し殺してついた嘘はたくさんありそう……

 

だって 信じることは 間抜けなゲームと 何度言い聞かせたか 迷いの中で ただ 重い扉 押し続けてた

 

「ゲーム」という単語、深澤くんをイメージするにあたって外せないと思います。でも「信じることは 間抜けなゲーム」って表現だと、なんか斜に構えてて切ないですね……でも「言い聞かせた」ってことは本当は信じていたいってことですよね。

「迷い」「重い扉」「押し続け」ると続いていて、やっぱり重めの感情が渦巻いていますねここは。深澤くんと言えばやはりジュニア歴15年というキーワードは頭の中にあり……楽しいこともたくさんあったけどそれと同じくらい苦しいことや期待していたことが叶わなかった経験もあったかと思います。ぐるぐる回る思考の中で、開けたいのに開かない重すぎる扉を何度も何度も押し続ける。岩本くんの話の時にも書きましたがスノーマンはやはりそういう苦しい中での迷いを乗り越えて重い扉を開いてきた人が多いよなあと思います。

 

だから この雨あがれ あの娘の頬を照らせ ほら 涙の数など忘れて 変わらぬ時の流れ はみ出すために切り裂いて 今を手に入れる

 

「はみ出すために切り裂いて」って『あじさい通り』全体の歌詞の中では割と強めの言葉な気がします。そしてそこから「今を手に入れる」と続いているんですがなぜこの部分に深澤くんを感じるのかと言うと、深澤くんのギャンブラー体質?を思い起こすからです。ギャンブラー体質と言うのはちょっと言い過ぎな感じがするし語弊があるかもしれません。ただ、深澤くんってどんな時も(ゲームでも現実世界でも)絶対に‘’勝ち‘’を狙ってくるイメージがあって。手に入れられる可能性が低いものなら一発逆転のチャンスを狙って賭けに出ることだってあるような。「はみ出すために切り裂いて」っていうちょっと強行突破感ある歌詞と「今を手に入れる」っていう締めくくりが、何だか2019年〜デビュー期の深澤くんを感じるんです。

繰り返される「この雨上がれ」ってもう願いですよね。雨が上がって良かった。

 

 

【メモリーズ・カスタム】

 

スピッツ メモリーズ・カスタム 歌詞 - 歌ネット

 

これはこの歌詞のここが…!というより全体的な言葉選びが個人的に深澤くんに似合うなと思って選びました。深澤くんって自分の衣装について短パン×レギンスを定着させたいって言ってたりガチャッとした私服が好きだったりミニオンみたいなキャラが好きだったりと、全体的にポップな印象が強いんですよね。

まず『メモリーズ・カスタム』というタイトルの時点でポップ。そういえばカスタムってゲームにもよく使われる言葉ですね。

 

順不同になってしまいますが『メモリーズ・カスタム』の一部分をあげると、

見えそうなとこでハラハラ あなたのために蝶になって 右手に小銭ジャラジャラ あなたのために蝶になって

こことかすごくポップな気が。

(心配なのでポップの意味についても調べてみましたポップとは - コトバンク)

軽くて、ごちゃ混ぜ感覚で、洒落てるっていうのが深澤くんのイメージと重なる部分かなと思います。深澤くんの‘’軽さ‘’って、悪い意味の‘’軽さ‘’じゃなくて、笑っているけど何だか掴みどころのない、いつの間にかどこかに消えてしまいそうという意味の‘’軽さ‘’です。

↑の歌詞に「蝶になって」とありますが蝶もひらひらと飛んでいってしまいますもんね。ハラハラっていう擬音語もその雰囲気を増長してると思います。

 

肝心な時に役にも立たない ヒマつぶしのストーリー 簡単で凄い 効果は絶大 マッチ一本の灯り

 

深澤くんがポップな印象だからということで『メモリーズ・カスタム』をあげたのですが、そもそも『メモリーズ・カスタム』 って何でポップな感じがするんだろうと改めて疑問に思いました。

改めて歌詞全体を読んで感じたのは、韻をたくさん踏んでるから軽快なメロディとして聞くことができるんじゃないかということ。あと、「ヒマ」「ストーリー」ってカタカナを続けるところとか「凄い」「絶大」とかインパクトがある言葉をしっかりと漢字をつかって表してるところもわざとらしくて遊び心があるなと思う。(スピッツって普通漢字で表すところを平仮名表記にしてる歌詞も多いので余計にそう感じます。)

カタカナと強めの漢字を並べることでごちゃ混ぜのポップ感が出てるのかもしれませんね。この歌はここの部分だけじゃなくて全体的に熟語を並べたり擬音語を並べたりととにかく遊び心が満載だと思います。遊び心って、深澤くんのイメージと合うな。楽しそうで軽妙で、でも決してつかまえられなそうで…という。

 

嵐が過ぎて 知ってしまった 追いかけたものの正体 もう一度 忘れてしまおう ちょっと無理しても 

明日を描いて 幾つも描いて

 

この曲を聞いたことある方は分かると思うんですけど、最初からサビ終わりまでわりかしずっと同じようなノリがいい軽いメロディが続いていくんですけど、この最後の最後でいきなり調子が変わるんですよね。「嵐が過ぎて 知ってしまった」ハッとした感覚を表してるのかなと思っているのですが、この二面性も深澤くんぽいと感じています。(これについては最後にも話します)

「忘れてしまおう ちょっと無理してでも」の「ちょっと」も個人的に深澤くんを感じる言葉です。「〜しまおう」とか「ちょっと」って優しい人がよく使う言葉な気がするので。

「明日を描いて 幾つも描いて」でこの曲が終わるところも、未来への願いのようなものを感じ取れていいですよね。最後に言いたいことってこれなんだ…という。この曲に対してずっと言ってきたポップな感じ、それが表で最後のちょっと神妙な感じ、これが裏。そういう二面性が、いつも笑って隠しているけれど、たまにチラッと本心を見せてくれる深澤くんと重なるんじゃないかなと思います。

 

 

 

 

長々と書いてきましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。次のブログで渡辺くん・宮舘くん編を書けたらなと思います。